クワイ川に浮かぶ作りがユニークなこのホテルには、その冒険気分(?)を味わうためでしょうが、電気が通じていません。そのため、夜にはオイルランプを各部屋や通路、レストランに用意してくれるのですが、その臭いが気になる人もいるようです。また、ファン(扇風機)もない為(電気がないので)、夜でも寝付くまで多少時間がかかりました。このホテルには川沿いの駐車場のある小さな船着場からホテルのボートで向かうため(10分ほど?)、ホテルは完全に川の中にあって岸へのアクセスはボートのみ、と思っていたのですが、モン族の村(ちなみに電気はあります)がある川岸にはホテルから橋を渡っていくことができる構造になっていて、いまひとつボートでアクセスする必要性がわかりませんでした(モン族の村を荒らさないように、ということなのかな)。確かに大自然を体験できてユニークなホテルですが、このホテルや、近くのやはり川に浮かぶホテルなどのボートがかなり頻繁に行き交い、そのモーターの音が朝からかなりうるさく、想像していた大自然の中の静かなリゾート、というイメージとは少々違うものでした。また、バルコニーは小さく(ハンモックはつってあるので、昼寝にはいいかも。でも一人用のハンモックだけです)、むしろ部屋の入り口に面した通路側にスペースが広く取ってあるので(ここにはハンモック、テーブルやチェアなどがあります)、私たちも含めこのスペースでくつろいでいる人たちが多かったのですが、通路に面していることもありプライバシーはほとんどありませんでした。食事は朝夕は込み、昼は予約時につけるかつけないか選択できるようです。夜は、暗くなると本も読めずテレビもない為、あまりできることはありませんが、夜にはボートも通行しないので静かで、ロマンチックでした。ユニークな体験をするのには良いかと思います。