英国Salisbury(ソールズベリ)の街は地方にありながらもホテルの宿泊料金はロンドンと同じ位、もしかしたら宿の絶対数が少ない分、同じグレードではロンドンよりも高い地域かもしれない。
街自体はそれほど大きくない分、ホテルの数も限られていて、こじんまりとしたホテルが多い。部屋の仕様もシングルまたはダブルが多く、トリプルで宿泊できる宿の数は数えるほどだ。
そんな中で、今回利用したAlabare Guest House(アラバレ・ゲスト・ハウス)は街の中心部にあるソールズベリ大聖堂までも徒歩15分、駐車場無料、宿泊料金にはフル・イングリシュ・ブレクファストが含まれてトリプル1室100ポンド(2015年1月のレートで約20000円)なのでお手頃価格で利用できる。
ただ、お手頃な物件にはそれなりの理由がある。
実は、このゲストハウスは宗教関連の宿泊所。
詳しい宗派等は分からなかったがスペイン系のキリスト教の信者の宿泊施設を一般のゲストにも開放している。
特に宗教への勧誘もないので宿泊する分にはなんら実害はないのだが、宗教に思い入れがある方は、利用の前にはよく調べた方がいいかもしれない。
以下、宿泊所情報。
【立地】
ソールズベリ大聖堂まで徒歩15分。
無料の駐車場有。
建物の前にはAlabare Guest Houseの看板は無い。Tollgate Road沿いの建物の入口の看板には、Alabare House of Prayerと書かれている。
アラバレ祈りの家…では、此処に目的のゲストハウスがあるとは分からない。
地元の人も、此処がゲストハウスという認識は持っていないので、宿が見つけられない場合には、Alabare House of Prayerは何処か。と尋ねる方が良い。
【室内】
建物内にトリプルルームは2部屋。
室内にはシングルベッド3台。
シャワー付き(浴槽は無い)。
紅茶・コーヒーセットアリ。
部屋の窓からソールズベリ大聖堂の姿が見える。
【朝食】
朝食代金は宿泊料込。
到着日の晩にリクエストシートをチェックし、苦手な食べ物や卵の調理方法を指定する。
食器等は豪華ではないが、作ってくれる方の心のこもったイングリッシュ・ブレックファストは美味しい。
朝食会場となるリビング・スペースも大きなガラス窓のある採光の良い部屋で気持ちの良い朝が迎えられる。
【宿泊代金等&その他の情報】
トリプル1室100ポンド(ホテル予約サイトを通しても割引は無い。予約時に10%でポジットがかかり、キャンセルしても返金は無い)。
管理人のお兄さんの対応も非常によく、宗教施設だという事を気にしない方にはお勧めの宿だ。