結構時間の使い方に困るかとDVDを持参しましたが、アクティビティ,プール、SPA、そして食事と3日間があっという間に過ぎました。
ベドウィンスィートはテント風の1棟建てで全室にプールがついているようです。プール越しに砂漠が広がり、ガゼルが頻繁に、アラビアンオリックスも部屋周辺にたまに遊びに来ます。砂漠なので意外でしたが、熱い日中も含めとにかく鳥が良くさえずって部屋の中でも自然の中に居るのが感じられました。程よくプライベート感もあり、ゆっくりと寛ぐ事ができましす。砂漠を背景に一際目立つ存在のプールは、きれいに手入れされており、日頃あまり利用しない自分達も気持ちよく利用できました。日中のこのプールタイムと快適室内で鳥の声を聴きながらの過ごす時間は至福の時間になりました。
室内は英国調の感じもする色調で広さも適度、コンセントが少なく感じた以外は特に不都合はありませんでした。大きなバスタブが特徴的な浴室も、しっかりと熱いお湯がたっぷり出るところなど目の前の砂漠の景色とのギャップが不思議に感じる程です。
食事はレセプション奥にあるレストラン1箇所で、朝昼晩毎のメニューでアルコール種も含め3日間は同じものでした。結構美味しいものも多く、リゾートHでよくある「食事がおいしければ・・・」はここには当てはまりませんでした。神戸牛のハンバーガーが気に入り2回選んでしまいました。全体的に量が多いので、ほとんどは一人前を二人でシェアしました。
ワインは環境のせいかあまり好みのものがなく最終日はペリエにしてしまいました。スタッフは人によりサーブの上手さに差が目立ちましたが、不快な思いをする事は一度もなかったです。
料理以外では、朝食時と夕方のラウンジにおいてあるCAMEL MILKも飲みやすくておすすめです。プレーン、チョコレート、ストロベリー味以外にアラビア的なデーツ味、サフラン味もありました。ロビーには中東のおもてなしのデーツとアラビックコーヒーのセットも出ていました。
アクティビティーはALL南ア出身のさわやかスタッフが楽しませてくれます。
camel treck,FALCON,4WDsafari,wildlifeの4つに参加しましたが、どれも楽しく4WDものは似ていますが、他はバリエーションもあります。基本はどれも熱い日中を避け、早朝か夕方の1~1.5時間。参加人数に限りがあるらしく、checkin時に相談しながら決められます。
内容について簡単に紹介しておくと、
camel:サンセットの時間帯に砂漠の中を基本らくだ1頭に2人ずつ乗って6~10頭が 1列つながってポイントまで移動18時出発で約1時間。
ラクダに揺られての移動はエジプトで体験していたよりもずっと乗り心地が良く、
乗り降りがなかなかスリルがあってあちこちで悲鳴が上がったりしていました。
ポイントにはジープが先回りして休憩の準備。シャンパンや写真を楽しんで戻るという
ものでした。
falcon:ハヤブサ3羽がそれぞれエサ取りの技を披露してくれます。椅子に座って説明や
低空飛行の技を楽しめます。最後に一回り大きな鷹も登場し、近くでその迫力を
見せてくれます。最後にfalconとのふれあいの時間も用意されていました。
くちばしやつめは結構鋭いですが、きれいな羽やつぶらな目や鳴き声がかわい
かったです。
4WD:1台に2名から3名分乗して、スタッフが運転するジープ(すべてTOYOTA社でした)で
敷地外の砂漠地帯(ホテル周辺とは異なり草木がほとんどない完全砂漠)の中を
かなりのスピードで走り回ってくれます。見晴らしの良いところに車を止めて、
写真撮影タイム。近くに小高い砂山があったので適当にその頂上まで登り圧巻の景色
を堪能。砂漠の砂にはサンダルより裸足の方が登りやすい事が実感できます。砂の
粒子が細かく簡単に舞い上がるので、風が強い日は少し厳しいかもしれません。
通常はそれほどないようですが、帰り道2台で計4度スタックしてしまいました。
お互いの救出作業もスタッフ同士の仲の良さが垣間見えて結構楽しいアクシデント
になりました。
酔う人も多い様で、スタッフは頻繁に体調を気にしてくれていました。さすがに車
の中は避けてほしいとの意味もあるとは思いますが。
wildlife:参加した日は風が強めで柔らかい砂だまりが多く、20分ほどのスタック対応
で、オリックスの集団を見るだけになりましたが、結構な砂漠的までスピード控え
めで行ってくれるので4WD酔いに不安がある人にはこちらがお勧めです。
滞在後の感想としては、究極の非日常体験として1度(できれば2泊以上)の滞在はお勧めしますが、この料金を考えれば2回目は別の体験を優先すると思います。
数年前のエミュレーツマネージの時はフライトとセットのプロモーションも多く、1日に少なくとも3組以上の日本人ゲストを迎えていたようですが、SPG管理になってからはプローモーションも減り日本からのゲストは減っているようです。それでもGW後半のチェックイン当日は満室で滞在中は4組以上の日本人ゲストの方に会いました。日本語を話すミャンマー出身のフロントスタッフが時間限定でいます。