年始の南イタリア旅行で1泊。1階(半地下)の部屋を割り当てられたため、2階以上の部屋に変えてほしい旨チェックイン時にお願いしたが満室でダメとのこと。
部屋が通りに面しているため窓がまったく開けられず、自然採光が全く無い、まさに洞窟での滞在となった(笑)。
部屋は湿っぽくてカビ臭く、それを打ち消すためかアロマのビンが置いてあり、その匂いが充満して非常に不快極まりなかった。(かび臭い方がマシなほど匂いがキツく、フロントにアロマのビンを返した)
バスタブ付きの部屋をリクエストしたものの、入浴前の洗顔時に、水道からお湯が全く出ないことに気付き、フロントに駆け込む。フロントスタッフは「このようなことは残念ながら時々起こる。ボイラーの電気設備の故障なので技術者をすぐ呼んで直すので1時間待ってほしい。」と言われしぶしぶ部屋で待機。1時間たってもお湯が出ないので再びフロントに行くと技術者がそこにおり、どうなったか聞いたところ「ボイラーは今修理が済んだが、タンクの水が湯になるのに何時間かかるか分からない。今晩中は多分無理だろう。」と言われた。流石に堪忍袋の緒が切れ、何とかしてくれというと、スタッフの使用するシャワー室を使ってくれと言われ、しぶしぶ使用(掃除が行き届いていなく、汚かった)。結局、せっかくバスタブ付きの部屋を予約したのに、バスタブどころかシャワーも使えないという最悪の結果となった。
朝食の口コミが良かったので期待していたが、ブッフェの品ぞろえは少なく、クロワッサン、ケーキ類、クッキーなどのペストリーや菓子類、フルーツが殆どで、食事的なものは冷たいハム類と、ゆで卵、チーズが3種類程度だけしかなく、ヨーグルトも甘い砂糖入りのものしかなく、良い口コミがどこからくるのか甚だ疑問だった。
雨が降りそうな天気になったので「傘を貸してほしい」とフロントに言うと「貸す傘は無い。通りの店で自分で買ってくれ。」と言われた。
また、24時間対応フロントではあるものの、夜23時以降ぐらいからは英語もろくに通じない男性1人しかおらず、サービスは期待できない。
辛口コメントばかりになってしまったが、このような洞窟ホテルは、アサインされた部屋で当たり外れが大きいと思う。
外れの部屋をあてがわれるリスク、設備不具合のリスクを許容できない方は、このホテルは避けるのが無難かもしれない。
親切だった男性のポーターさん1名と、笑顔で挨拶してくれ追加のアメニティをすぐ持ってきてくれたハウスキーピングの女性1名、そしてサッシ中心部という立地以外に満足できた点が無く、他のホテルにすべきだったと後悔しきりだった。
サッシ地区はそれほど大きくないので、わざわざサッシ内の洞窟ホテルに泊まる必要は無く、サッシ地区の外(つまり普通の町のエリア)の普通のホテル宿泊でも観光には十分と思う。