トゥグ・マラン・ホテルがあるのは、ジャワ島東部のマランの町。
標高800mほどのこの町はオランダ統治時代には避暑地と栄えたという歴史があり、今でもコロニアル様式の建築物があちこちに残っています。
そんな建物の一つをホテルとして立ち上げたのは、インドネシア有数のアンティーク収集家が創業したトゥグ・グループ。
トゥグ・マラン・ホテルはその一作目のホテルで、内部にはジャワの骨董品や1930年代の中華系移民が残した文物が多数配置されていて重厚でミステリアスな雰囲気です。
ここ以外もインドネシア各地に同じコンセプトのホテルを所有しているようなので、お試ししてみては?
トゥグ・マラン・ホテルは、マランの鉄道駅から直進数百m地点の大きなロータリー交差点に面した場所にあります。
私たちは、スラバヤで借りた車で行ってみました。
お昼過ぎの到着だと、二階のテラス席でジャワ島のスイーツがあれこれあるウェルカム・ドリンクが楽しめますよ。
ちょっと残念なのは、ロータリー交差点のバイクや車の交通量が多く、二階のテラス席は騒音がきつめで喫煙コーナーにもなっている点。
気になる方はテラスへと続く屋内席へどうぞ。
私たちが予約して行ったのは、エグゼクティブ・スイート。
実際に泊まってみると、じっとりと垂れこめた部屋の暗さや古びた設備など気になる点もあるんですが、これもアンティークなホテルの持ち味。
お部屋でのネット接続は問題無し。
ここに泊まったら、迷路のようになったホテル内もあちこち探検して、その不思議な魅力を楽しんでみるのがお勧めです。
骨董品や文物を展示してある部屋、奥の方にはこれまた不思議なベトナム風やカンボジア風の意匠を凝らしたスペースもあって異世界へと迷い込んだ気分にもなれました。
ただ、2020年2月下旬には中庭のプールが修理中(?)でカバーが架けられていたのは惜しい。
別口コミでご紹介した、ホテル内のメラティというレストラン、バーン・ラムと言うバー、ホテルに隣接したベーカリーも利用してみるといいですよ。
これらの施設は、宿泊客でなくても利用できます。