前提として
パリのホテルは設備や快適さでランクが決まるのではなく、歴史でランクが決まる傾向がある。高い金額出せばサービスが比例するとは限らない。また市内は改築や建て直しが条例でとても困難なので、どのホテルも建築から年数が経っており建物も小さく、それに伴い必然的に部屋も小さくなる。
また部屋は盗難防止の観点からドライヤーやケトル、コップやコーヒーは無い(便器の便座もないことも多々あり)フランスは硬水で、日本人の入浴感覚とは異なる。水回りに関して最低限の設備のホテルが多い。
(泡立てて洗顔する文化も無いのでアメニティも洗顔フォームやお気に入りのシャンプーは日本から持参する必要あり)
・ホテル内装
このホテルも例に漏れず、外観はとても小さい。狭いGFはフロントと、ちょっとしたソファースペース、朝食会場が詰め込まれておりフロントでくつろぐことは難しい。チェックアウトした後の荷物預かりは、ソファースペースの奥に棚があり、そこに自分で勝手に収納する形で、誰かが監視してくれる訳ではないので貴重品などの管理自己責任で。フロントは24時間誰か1名は常駐しているので何かあれば応対は可能。アジアの旅行会社を一手に引き受けているホテルのようで宿泊者は日本人や中国人がメイン。エレベーターが特殊で引き戸ドアを自分で開けて、中に乗り込み、内戸が閉まってから動く形式。しかしこのエレベーターは古い上に速度も遅く、3人しか乗れないので、朝の朝食時間は階段がないので、皆利用者でかなり時間がかかる。
フロント前に簡単な自動販売機がありジュースやミネラルウォーターが買えるが、全く冷えておらずぬるい。
・客室
部屋の鍵は物理鍵で開けるのにコツがいるのでので開閉に時間がかかる。また鍵についているキーホルダーが物凄く重いので、観光のさいにいつも重くて邪魔だった。各階で内装が異なるのようで、一概には言えなが基本的には狭い。ベット2つとクローゼット、小さいデスク、水回りのみ。照明はベットの上の間接照明とデスクの上の間接照明のみなので夜はとても暗い。
コンセントの位置も古い造りで各ベット上に1個ずつとデスクの壁に1個だが、どれも壁の高い位置にあり、スマホなどを日本から持参した変圧器を噛ませて使用すると重みで落ちてしまうので、日本からコードの長い、海外利用可能なタップがあった方が便利。また室内にはケトルも無いしコップもないので部屋でお茶やコーヒー等飲みたい場合は、同じくケトルや紙コップが必要。
冷蔵庫無し、ドライヤー無し、歯ブラシ無し、使い捨ての小さい石鹸とシャンプー?的な物は使用すると毎日補充される。
部屋を含め館内は無料WIFIで速度は十分で文句なし。
ドライヤーはないが、壁に温風が出るノズル式のドライヤー代わりの装置がついている。
セキュリティボックスはなく、物理金庫はあるが、鍵は使用するのに1日3ユーロかかる。
ルームサービス、クリーニングサービスもない。部屋は毎日掃除に入ってくれたが枕銭をケチった日は、枕カバーが交換されていなかった。
・朝食
客席数はそれなりの数なので時間を調整すれば混雑することはない。毎朝同じメニュー。クロワッサン・パンオンショコラ・硬いパン・ゆで卵・フルーツ缶・ヨーグルト・シリアル・お湯・コーヒー・紅茶のティーパック・オレンジジュース。
メニューは変わり映えしないが、パンは常に焼きたてを補充されるし、1個1個のサイズが大きいので満足感はある。物価の高いフランスではあるだけありがたい。
・周辺環境
地下鉄(メトロ7号線)のCadet(カデ)駅から徒歩圏内。地下鉄の駅出口にはマクドナルド、スターバックス、遅くまで営業しているジェラード屋がある。近所にはスーパーが1件あるが21時には閉店してしまう。ホテル周辺には遅くまで営業しているレストラン、中華料理店があるが、料金は高いので自分達は22時までやっているマクドナルドにいつもお世話になった。
ホテルから駅反対方面にコインランドリーがあり洗濯物はそこで行った。7時から営業しており、観光前に洗濯してから出かけるのに便利。
・その他
ホテルは宿泊税として4泊で約6000円別途支払う必要がある
ホテル従業員は無愛想だけど、日本語で挨拶してくれるし帰りの空港タクシーも
お願いしたら手配してくれた