クタの中心地に位置し、ポピーズレーンという小道にホテルとそのレストランがあります。空港から車で約30分ぐらいでしょうか。ホテルは周囲の喧騒から壁で守られており、一歩敷地内に中に入ると別世界で、よく手入れされた庭の緑や花々、小さい敷地ながらコテージが点在しています。ホッとする瞬間です。リゾートにきたなぁと実感できます。チェックインではカウンターで甘いウェルカムドリンクを頂きました。
宿泊するコテージは藁葺き屋根のバリ式のインドネシア風のコテージで、玄関前のテラスにはテーブルと椅子があって、のんびりしたり、ここで朝食をとることもできました。中に入ると、大きなベットのほか、テーブルにベンチ椅子、鏡台、洋服ダンス、冷蔵庫に金庫など一通りのものがあります。ベットもとても清潔です。出入口と違うドアを開けると、壁に囲まれた半屋外の場所にお風呂や洗面台、トイレがあって、インドネシア風の施設なのでとても興味深い体験ができます。残念ながら、お湯の出方は勢いがなく、日本人には物足りなさを感じるかもしれません。なかなかバスタブにお湯がたまりません。
ベットに横になると、天井はインドネシア風の高い屋根があり、ファンがまわるので、リゾートの気分も盛り上がります。冷房ももちろんあります。
アメニティは一通りありますが、残念ながら充実しているとは言えません。シャンプー、リンス、バスソープ、ボディローション、石鹸、ミネラルウォーター2本がありましたが、歯ブラシ、くし、髭剃りはありません。なお、シャンプーやリンスの容器を使いまわしているので、使用した分だけ入れてくれますが、質が悪く髪が痛んでしまうので使わないほうがいいでしょう。近くのコンビニで日本製のものを購入しましょう。なお、ドライヤーはありました。
インドネシアのトイレには、陰部を洗うためのハンドシャワーのようなものをよく見かけますが、ここのトイレにはないので、トイレの床がびしょびしょにならず、汚れていないのが嬉しいです。その代わりに、日本の高性能なウオッシュレットではありませんが、便器内に小さな鉄の管が上を向いており蛇口をひねると水を出すことができる、手作りウオッシュレットがありました。もちろん温水ではなく前後に動いたりはしませんが、思わず感心してしまいました。
室内着は浴衣のようなものがありましたが毎日替えてもらえなかったので、フロントで新しいものにしてもらうよう、お願いしました。そして、残念ながらスリッパがありませんので、使い捨てのスリッパは持参した方が便利です。余談ですが、ウブドで宿泊したリゾートでは室内用のスリッパはあったのですが、トイレが、ハンドシャワーがあるインドネシア式のトイレで床が汚れており、室内用のスリッパのほかに、持参した使い捨てのスリッパをトイレ用に使ったりしてとても重宝しました。
プールは、小さいながら、緑が多く花々が乱れ咲いていて、とても居心地が良かったです。係員が常駐し、朝は清掃し、タオルの貸し出しなどをしています。パラソルも広げてくれたり、灰皿もくれたりします。
朝食はコテージ前のテラスか、道を挟んだポピーズレストランで頂きます。コテージ前のテーブルで食べたい場合には、チェックイン時に渡された朝食用オーダーシートを時間や食べたいものをチェックしたうえで外のドアノブに朝までにかけておくと、指定した時間に用意しておいてくれます。受け取りのサインまで書いておくと、そっと置いておいてくれます。ジュース、卵料理、パン、ジャム、コーヒー等の温かい飲み物、デザートを選択するようになっていました。オムレツは美味しかったなぁ。。テーブルには常に冷たい水を入れたポットとグラスを用意してくれていました。
ホテルがあるポピーズレーンは、安いが詐欺まがいの街スパとお土産屋が多く、ワルン(安食堂)も点在します(まともな街スパは大通りにたくさんあります。ホテル出入口斜め向かいのジェニファ・マッサージは普通の店です)。そこを通ってビーチまでは約10分ほどです。ビーチウォークやクタ・スクエアも徒歩圏でたいへん便利です。
また、ポピーズレーンからレギャン通りで右折し、すぐの十字路を左折してしばらく歩くと、携帯屋があります。インターネットと通話ができる4Gのシム・カード(1が月間)が200,000ルピアで購入し、通話料を適当な金額をチャージ(「プルサ」と言います)しました。セッティングもしてくれます。ホテルから10分ほどです。
夜12時ごろには狭い出入口の門は締まり、駐車場から守衛がいる小屋の前を通るようになっています。その守衛がいなかったり、敷地内の巡回をしていないようなので完璧なセキュリティとは言えませんが、悪くはありません。道を挟んだレストランにも守衛が立っているときもあります。