ロケーションは凄く良いです。
アヴィニヨン旧市街のド真ん中。
アヴィニヨン駅から乗ったタクシーの運転手さんが「凄く良いホテルだよ」と言い、親切にスーツケースをホテルの入り口まで運んでくれました。旧市街と言う立地上、車寄せ…無いので。
ホテルのフロントロビーエリアは4つ星とは思えない位、ショボイです。
何というか、2つ半?程度の世界でした。
しかもピークシーズンですので、チェックアウト&チェックインで非常に混みあっていて、部屋待ち(清掃中)のスーツケースがいくつか・・・数分後、わたくしと夫の荷物もその「待機スーツケース」に仲間入り。。。ってロビーに置いてあるだけなんですが。
昼前の到着だったので、部屋が空いていない事は予想していたので、お昼を食べに行きました。フロントの人(あえて。。。コンシェルジュとは言い難い)がお勧めしてくれた4か所のレストランの内、3か所へ行きましたが、どれも!良かったです。
確かに愛想の無い方もおりましたが・・・愛想は無くても、聞いたことにはきちんと答えてくれるし、直前にツアーを探した時も手早く手配してくれたので、1に仕事・・・で愛想は二の次のようではありましたが、慇懃無礼と言う訳では無いので、ピークシーズンでシフトもフル稼働らしく、風邪ひいている感じの人もフロントにいたくらいなので、許容範囲かなぁーと。
アヴィニヨン滞在は2泊。。。なのですが、実は他にもイロイロ行く場所がありまして、わたくしと夫の荷物が・・・凄い量なんです。スーツケースM2個、S2個、プラス手荷物。。。
宿泊した部屋はスイート。
これが・・・凄い。
まずエレベーターを3階で降ります。
それから廊下を矢印に沿って進むわけですが、その間2-7段の段差を4か所位通過します。多分トータルでは既に4階になっています。
そして・・・「部屋、何処?」
廊下に部屋番号の矢印があり、それによれば・・・らせん階段の上。。。。
コレで更に1階分登ります。と言う訳で、トータル5階。
このフロアはスイートのみ。
名付けて・・・「タワースイート」。
プライバシーはバッチリなんですけどーこの段差の連続は、夫曰く「中世の建物みたいだ」と言う訳で、観光でも歩いているのに、自分の部屋に行くのにもエッサエッサと階段を上りました。幸い、全ての荷物は部屋に届けてくれたので、非常に助かりました。
部屋は・・・正直ショボイです。
古いホテルって感じですね。
でも装備は一式揃っています。
エスプレッソ・マシーン、冷蔵庫、バスルームはシンク2個。
4つ星ではありますが、ターンダウンサービスは無し。
何しろ2泊だけなので、あまり荷物を派手に広げたくない夫とわたくしは、シーティング・ルームを事実上ウォーキングクロゼットとして使用していました。寝室側がスッキリしていて、この方法が気に入ったので、次の目的地プロヴァンスでも同様に。
古いし、部屋はショボイし段差だらけだし・・・最初はチョットがっかりな感じだったんですけど、不思議なモノで、このホテルは味わいがあるらしく、徐々に愛着が湧きました。朝食が美味しかったのもポイント高いです。しかも朝食の場所のマダムが感じが良く、卵を注文すると、明るく「昨日と同じね」と、ちゃんと!覚えている!!
旧市街にはホテル・ヨーロッパという5つ星ホテルもありますが、かなり高額なので、ロケーションとコストパフォーマンスを考慮すると、コチラに軍配が上がるような気がします。
段差が気にならなければ、お勧めです。