内装もホテルの公式HP(http://www.sofitel.com/sofitel/fichehotel/gb/sof/1312/fiche_hotel.shtml)にある通りなかなか美しく、機能的で、スタッフの対応も申し分ない。
充分、お薦めできるホテルである。
もうワンクラス上のホテルになると、今出来の家具からアンティークの家具になり、フロントにも日本人用ツアーデスクのかわりに優秀なコンシェルジュがいたりするのだろうが、別にそこまで求めなければここソフィテルで充分である。
むしろそんな最高級ホテルは、アンティークというよりも「ボロ」くて使いにくい家具と、優秀だけれども尊大なスタッフに囲まれる危険性がある。
(とはいえ、ソフィテルは所詮ソフィテルであるから、最高級ホテルと同じ値段だとしたら、払いすぎの感はある。)
写真は階段を見下ろしたショット。
よくよく観察して頂ければ分かるだろうが、とても優美ではあるものの、最高級の老舗ホテルと比べると何となく軽くて安普請の感が拭えない。
ある意味、このホテルの性格を集約している写真なのである。
しかし重厚感溢れながらもボロいホテルに泊まるよりは、こちらの方がはるかに豪華な気分に浸れであろうことは、写真を見てもよく分かるだろう。
とにもかくにも、要はヨーロピアンテイストにまとめたヒルトンのようなホテルで、「それっぽい」豪華なインテリアの中で快適な滞在が約束されている。
宿泊時、バスルームのアメニティは、「ROGER&GALLET」であった。
そんなメーカーは知らなかったが、非常に良い香りがバスルームに充満しており、「これはただものではない」と思って日本に帰ってから調べてみたら『ヨーロッパ各国の王室で愛された香りを時を超えて受け継つぐ「ロジェ・ガレ」社』とかあった。
なかなか「こだわり」のホテルであることが、このアメニティの選択からもお分かり頂けると思う。
ちなみにホテルの公式HPにはフィットネスやジャクジーが完備されているように書かれているのだが、フロントの人に聞いたら「そんなもの聞いたこともない」とビックリされてしまった。ビックリしたのはこっちである。
ガッカリしたのはこの1点のみくらいで、あとは総じて及第点。とにかく年配のベルマンに非常に丁寧で親切なかたがいて、このホテルの好印象はこの人に依る所がかなりある。
立地も悪くなく、静かで環境も良いし、また利用したいホテルの一つである。