円高の中、SPGのリワードを利用しての無料宿泊で予約しました。かれこれ10年以上前に一度宿泊して以来、これが2度目の利用です。このホテルはSPGプラチナ会員に対してのアップグレードに厳しく、タワーズラウンジを利用することはできません。その代りにプラチナ会員用のラウンジを案内されます。ただ今回は宿泊料金が無料であることもあって、500HKD+を支払ってタワーズルームをリクエストし、コンファームされました。ホテル2階(このホテルは香港で一般的なグランドフロアという表記がなく、日本と同じくホテルの最下層が1階です)のレセプションカウンターでは16階へ向かうように告げられ、エスコートもなく案内された高層階用シースルー・エレベーターで16階へ向かい、扉が開くと目の前がタワーズのレセプションデスクになっていました。おしぼりが出され、「飲み物は何がよろしいですか?」と、ここまでの応対はまあまあです。さてアサインされた15階へ向かうと、エレベーターホールにはSPGフロアの表記。上級会員のベネフィットでハーバービュールームにアップグレードされてはいましたが、ここはタワーズフロア客室ではありません。レセプションに戻り、「タワーズフロアは16・17階の2フロアではないのですか?」と尋ねると、「15階でもタワーズとして利用することもあります。ベネフィットがパッケージされていますから」と要領を得ない返事で、実質のダウングレードです。もしそうであるならば、「タワーズフロア客室ではないのですか、それでよろしいですか?」と確認すべきだと思います。さて客室は27平方メートルの広さしかありませんが、これは香港であれば仕方ないレベルかもしれません。ハーバービューの眺めはさぞかし素晴らしいと思っていたのですが、目の前の「インターコンチネンタル香港」の東西両側は大規模工事中で、とりわけ東側は高層ビルを建設中ですから、ハーバー&工事現場ビューになっていましたし、バスルームからドブの匂いがするのも残念でした。ネイザン通り側から何度も出入りしましたが、ドアマンは無愛想でドアを開けたり開けなかったり、早朝のドアガールは携帯をいじっていて客を無視。タワーズラウンジでのアフタヌーンティーでは「スコーンかケーキかどちらにしますか?」と尋ねられ、「スコーンとケーキを」と答えると、「どちらかの選択になります」とのことでスコーンを選択しました。しかしアフタヌーンティーと宣伝しながらスコーン2個のみとは…。夕刻のカクテルタイムのホットミールは点心とソーセージという2種類に冷静カナッペで、これも今一歩でした。良かった点は18階の「オイスター&ワインバー」で、静かに朝食を楽しむことができたくらい…これが最後の滞在になったと思いました。