八重山上布の歴史や作り方をビデオで細かく説明しています
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- 旅行時期:2025/07(約6ヶ月前)
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by たびたびさん(男性)
石垣島 クチコミ:92件
石垣市伝統工芸館は、伝統的工芸品に指定されている八重山上布の博物館。八重山上布の歴史や作り方をビデオで細かく説明しています。
八重山上布の原料は、苧麻(ちょま)。一反の手紡ぎ糸を作るのに経糸(たていと)が50日、緯糸(よこいと)が40日かかるとか、それだけでも気が遠くなるような手間。染は、「捺染」(なっせん)と「括染」(くくりぞめ)。これも繊細な作業です。そこからやっと織り、海ざらし、杵たたきで完成。
なお、歴史的には、これが14歳以上の婦女子の人頭税の対象となり、八重山上布の納付が義務づけられることになります。上布は、薩摩藩を通じて江戸にも送られますが、表向きの着物ではなくて将軍の寝巻きとかに使われたのだそう。それにしても、過酷な労働が想像されて、ちょっと気が重くなりました。
ただ、館内で八重山上布をやっているおばあちゃんにそんな話をすると、でも作業は楽しい。楽しいからやってますということ。ちょっと救われる気持ちになりました。
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
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- コストパフォーマンス:
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- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 展示内容:
- 5.0
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2025/12/26
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