西彼杵炭田（にしそのぎたんでん）の一つだった松島炭鉱の第4坑跡地

4.0
旅行時期：2024/12（約1年前）

by SUR SHANGHAIさん（女性）

西海クチコミ：1件

長崎県西海市（さいかいし）の松島は、五島灘（ごとうなだ）に分布する西彼杵炭田（にしそのぎたんでん）の一つの松島炭鉱があった島。

佐世保港からは高速船が出ていたり、松島対岸の瀬戸港からはフェリーや旅客船が出ています。
私たちは、瀬戸港から出ている江崎海陸運送のカーフェリーで行ってみました。
その時刻表や乗り場などの詳細は、次の江崎海陸運送のサイトでどうぞ。
https://www.ezakikaiun.com/

こぢんまりとした島ですが見どころが点在していて、島を取り巻く長崎県道199号松島循環線で島の南西部に差し掛かると、松島炭鉱第4坑跡に残る変電施設の遺構が車からも見えてきます。
駐車場代わりの空き地があり、駐車も見学も無料。

設置してあった説明プレートによると、1913年に創業した松島炭鉱株式会社が最盛期を迎えたのは1925年。
ただ、この松島炭鉱第4坑では1934年に大規模出水があり、54名もの人々の命が奪われたことから廃坑になったという歴史があるのだそう。

現在では、変電設備や付属の建物の遺構、立坑跡のほか、それに出水事故犠牲者の弔魂碑や供養塔も立てられていて、この島の繁栄と悲劇を物語る場所になっていると感じました。