西武池袋線の線路上空にある人工デッキ広場です！

3.5
旅行時期：2022/12（約3年前）

by hiroさん（男性）

池袋クチコミ：33件

『ダイヤデッキ』は、２０１９年（平成３１年）に開業した豊島区南池袋１丁目に位置するオフィスビル「ダイヤゲート池袋」（地上２０階・地下２階・高さ９９．９８メートル）の２階フロアレベルに通じる屋外スペースを人工デッキとして整備した一般に公開されている広場の名称です。
オフィスビル「ダイヤゲート池袋」については、西武池袋線・池袋駅南口改札の正面に向ってすぐの都内２３区有数の巨大ターミナル・池袋駅のＪＲ東日本および西武鉄道の各路線の線路下部をくぐりながら東西方向をむすぶ「池袋南交差道路（通称：びっくりガード）」に面する西武池袋線・東側エリアにかつて位置していた西武鉄道・旧本社ビル跡地および西武池袋線の線路上空を跨いで西武池袋線の線路西側エリアまでを含めた５，５３０．９６平方メートルにおよぶ敷地面積に建設されており、西武池袋線の線路上空エリアの敷地内に『ダイヤデッキ』が整備されています。
また「ダイヤゲート池袋」の建物名称については、外壁全面を覆う特徴的な免震構造部材の鉄骨ブレースを鉄道の運航計画表であるダイヤグラムをイメージさせるデザインとして意匠設計がされていることとあわせて西武池袋駅を発着する電車がグランドレベルで建物をくぐって西武池袋駅を出入りするゲートとなっていることからこの名称が採用されています。
この『ダイヤデッキ』の整備については、豊島区が長年にわたり掲げているＪＲ東日本をはじめ西武鉄道・東武鉄道・東京メトロの各路線が乗り入れる巨大ターミナル・池袋駅の東口エリアおよび西口エリアを結ぶ現状の地下連絡通路について防災上など安全確保の観点から混雑緩和を目的とするＪＲ東日本・西武鉄道・東武鉄道の地上各路線エリアの上空に新たな連絡通路（北デッキおよび南デッキ）構想となる ”池袋駅東西連絡通路（東西デッキ）整備基本構想” の一環（南デッキ構想）として北デッキ構想に先立ち整備が進められています。
現時点での池袋駅東西連絡通路の整備状況は、池袋駅西口エリア（豊島区西池袋１丁目）に位置する複合ショッピングビル「メトロポリタンプラザビル」の開業にあわせて１９９２年（平成４年）にＪＲ東日本・池袋駅メトロポリタン口改札とともに人工デッキの広場である「メトロポリタン口」が整備されており、将来的に『ダイヤデッキ』とつながり、さらに『ダイヤデッキ』の南側となるＪＲ東日本および西武鉄道の各路線にはさまれたエリアに位置する自走式駐車場施設「メトロポリタン駐車場」までがつながる構想が検討されています。
今回は、池袋駅周辺を訪れる機会があり平日の午後に立ち寄りましたが、広々とした広場各所には各所にベンチが設置されているほか西武池袋線・池袋駅を発着する電車が『ダイヤデッキ』の下部を通過する様子を見下ろせる展望スペースが整備されているなど眺望もよく幅広い年齢層の方がくつろいで楽しめる利用しやすい空間としてお勧めします。
機会があれば、夜景などの写真撮影でまた立ち寄ってみたいと思います・・・