歴史的景観のシンボル! ~ 岡山禁酒会館
- 3.0
- 旅行時期:2024/09(約1年前)
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by 機乗の空論さん(男性)
岡山市 クチコミ:18件
宿泊したホテルザ・ワンファイブ岡山の隣に建つ「岡山禁酒会館」は大正12年に建てられた大正浪漫の香り高きレトロな建築物です。
構造は木造3階建で、寄棟造・スレート葺(一部鉄板葺)の屋根は3階部分で腰折風に処理され、ドイツ壁風な白タイル張を組み合わせ持った垂直性を強調し正面との意匠も合いまった市街地の歴史的景観の象徴として愛されてるそうです。
館内の狭い階段を上がればギシギシと鳴る木造建築独特の雰囲気や臭いに狭い通路も風情があります。
2階の一室には往時の様々な資料が少しですが展示されてました。特に見るものは有りませんが独特の雰囲気を感じられることは確かなので時間が有ればお薦めします。
1階にはカフェもありレトロな中で飲む珈琲も格別ではないでしょうか?…。
また、昭和20年の岡山大空襲による焼失を免れた奇跡の建物で、窓枠や内装の一部が改修されているものの、外観や構造などは殆ど手を加えられておらず往時の状態のまま残しています。その裏には同様に岡山城 西の丸西手櫓と共に残っています。
それ以上に気に成るのが禁酒会館と変った名が付くビルは珍しいです?…、これは大正10年の頃は世の中の景気が悪く成り、仕事も無く成りその悩みから飲酒に溺れる人が増え始め世が乱れることを憂いた禁酒運動家の成瀬才吉と河本正二氏が、当時の資産家・綱島長次郎氏を設立委員長にして 禁酒運動の拠点と成る会館(禁酒会館)の建設に乗り出したことがきっかです。
現在もその精神は受け継がれてNPO法人 岡山県断酒新生会による酒害相談を開催しながら活動中だそうで、事務所も3階に在りました。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.0
- 岡電・城下電停で下車直ぐ!
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 貸切状態ですが静かに見学しましょう!
- バリアフリー:
- 2.0
- 狭くて急な階段に段差も有り?…
- 見ごたえ:
- 3.0
- 大正浪漫を感じるレトロなビルを愉しむ~
クチコミ投稿日:2024/12/20
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