数奇な天守閣
- 4.0
- 旅行時期:2024/05(約2年前)
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by はちのすけさん(男性)
永平寺・丸岡 クチコミ:10件
1948(昭和23)年の福井地震で倒壊したが、1955(昭和30)年に修復された。石垣も含めて完全倒壊したが、天守閣の材料や石垣といった主要な材料の多くは再利用できたというから<奇跡>の城だ。天守はそう大きくないが、現存十二天守の中で最も古い様式を色濃く残しているという。それだけ武骨な、戦闘的な意匠と言える。特徴は急勾配な入口と内部の階段だ。特に二階、三階に上がる階段は階段という代物ではなくほとんどはしごだ。同じタイミングで入城した老婦人は、階段の前で上がるのをあきらめていたほどだ。敵の侵略を食い止めるためかもしれないが、敵がここまで攻め入っては万事休すだと思うのだが。丸岡城の天守、おそらくは後年の威容を誇る天守閣というよりも、高い所から戦況を見渡わたす砦の高見櫓のような存在だったかもしれない。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2024/07/22
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