成田空港を利用したことがある海外旅行好きの方は、是非1度見に行くべき資料館!

4.5
旅行時期：2022/12（約3年前）

by Juniper Breezeさん（女性）

八街・富里クチコミ：3件

この資料館の存在は知っていましたが、機会がなくずーっと行けず。　お隣の航空科学博物館には行った事あるので、10年越しでようやく来ることが出来た資料館です。

空と大地の歴史館は、名前こそ爽やかな感じですが、実際の展示物は、成田空港が開港するまでの歴史(俗に言う、成田闘争/三里塚闘争)に関する資料館です。　1960年代、日本政府は成田空港建設を推し進めたい、地元の方々は自分たちの土地や生活(農業など)を守りたい…ということで衝突し、それに加えて、この場所が空港建設地として内定したことを、地元の調査も挨拶もないうちに決定して発表してしまったことで、各地で反対運動が繰り広げられ、「富里・八街空港反対同盟」が結成されたそうです。　当時の闘争時のヘルメットや襷などの展示もされていて、生々しいです。　闘争当時の色々な写真が残されていて、情景が思い浮かぶものもあり、胸が痛くなりました。　

こういうものが展示されていることを大まかには分かってるつもりで見学に来ましたけど、現在こうやって、のほほんと1年に3回も海外旅行行っちゃう～☆なんて事が出来るのは、日本を代表する国際空港建設に当たって、過去に犠牲になった地域や人々がいたという事を忘れてはいけないなと思いました。

大まかにしか知らなかった、成田空港開港までの歴史に関して色々と学ぶことが出来て、本当に訪れて良かったと思いました。　見学料は無料なので、旅行が好きな方(4トラベラー全員?!)や成田空港を利用したことがある方は是非1度行ってみて下さい。