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南門の狛犬の足元に注目!お参りに来た人々によって赤い紐が結ばれています。さてその意味は?

  • 3.5
  • 旅行時期:2023/11(約6ヶ月前)
Lily-junjunさん

by Lily-junjunさん(男性)

奈良市 クチコミ:14件

「御霊神社」へのアクセスは、近鉄「奈良駅」が便利です。近鉄「奈良駅」の2番出口を出て20mほど進むと、正面に「ローソン近鉄奈良駅前店」、そして右手に「東向商店街」アケードがあります。「東向商店街」アケードを250mほど直進します。すると突き当りになり、右手に「南都銀行」があります。そこを左折して、あの高速餅つきで有名な和菓子屋「中谷堂」の前を通り120mほど進むと道が三つ又に分かれます。右折して「スターバック」のある「猿沢池」沿いの道を550mほど直進します。突き当りを左折し、次の角を右折すると約130m先の右手に「御霊神社」があります。
お昼ご飯を食べ世界遺産の「元興寺」へ行く途中にたまたま「御霊神社」を発見しました。せっかく奈良に来てので一応参拝しました。
「御霊神社」の歴史と概要を紐解いてみると、「御霊神社」は、平安時代初期の延暦19年(800年)に第50代「桓武天皇」の勅命により創祀された勅願社です。奈良時代の宝亀3年(772年)に天皇を呪詛したという無実の罪をかけられ幽閉された後に亡くなった「井上内親王」と皇太子の「他戸親王」を慰霊し、奈良町74町の広範囲の氏子領域を持つ氏神様として「本殿」でおまつりしています。「南門」をくぐると左手には、縁結びのご利益でも知られる末社「出世稲荷神社」や学問の神様「若宮社」もあります。また、私も初めてみましたが、「南門」の両脇に立つ「狛犬」の足元には「狛犬の足止め祈願」とし、子供が家に落ち着きますようにとのおまじないや縁結び、商売繁盛などを願って参拝に来た人々によって赤い紐が結ばれています。
では、参拝したいと思います。まず、「鳥居」をくぐると左右に、獅子があります。なんか変だなあとよく見ると、両方の狛犬の足に赤い紐が絡まっています。これは、「狛犬の足止め祈願」というそうです。「狛犬の足止め祈願」は、家出人、縁結び、商売繁盛などを祈願するものです。これは、江戸時代から伝えられる願掛けの方法で、家出人や悪所通いの足が止まりますようにとの願いや、「ならまち」では子どもたちが神隠しにあわないようにと狛犬の足に紐を結んでいました。最近では「恋人とこれからも一緒にいられますように」、「客足が遠のきませんように」などの願いが込められるようにもなり、多くの人々がお参りの際に紐を結んでおられます。また、「足止めの願掛けひも」は神社で用意してあり、結び方は「叶結び」というもので、結び目の表が「口」、裏が「十」の形になり合わせると「叶」という文字になることから願いが叶うようにという思いを込めて用いられています。
次に、「南門」をくぐると、驚いたことに参拝客が女性かカップルばかりしかいませんでした。右手に「手水舎」と「社務所」があり、左手には末社の「祓戸社」と「出世稲荷社」があります。末社の「祓戸社」は、お祓いを司る神様で、心身を清めるお社です。先ずここにお参りしてから「本殿」にお参するのがお薦めだそうです。御祭神は、「市杵島比賣神」、「瀬織津比賣神」、「速秋津比賣神」、「伊吹戸主神」、「速佐須良比賣神」です。
末社の「出世稲荷社」は、農民の子から天下人になった「豊臣秀吉」が篤く信仰した神様で、願掛けすると恋が実ると言われています。その歴史を紐解いてみると、末社の「出世稲荷社」は、「豊臣秀吉」が天正15年(1587年)に、聚楽第の造営のときに、邸内に「稲荷神社」を勧請しました。その翌年に「後陽成天皇」が聚楽第に行幸し、「稲荷神社」に参拝した時に立身出世を遂げた「豊臣秀吉」にちなんで「出世」の称号を授けたといわれています。そして、末社の「出世稲荷社」は、昭和27年(1952年)に京都の「出世稲荷神社」より御分霊をいただきお祀りしたものです。「御祭神」は、「大己貴命」、「稲倉魂命」、「猿田彦命」、「天鈿女命」、「保食命」で、御神徳は、開運出世・縁結び・五穀豊穣・商売繁盛・諸芸上達・夫婦円満・交通安全・武運長久・ 病気平癒です。
次が、「拝殿」で参拝を済ませます。「御霊神社」の「本殿」は、天皇鎮守のため8柱の神を祀っていることから「八神殿」とも呼ばれています。
そして、「拝殿」の右手奥には、「水蛭子社」と「若宮社」があります。末社の「水蛭子社」は、御祭神は「蛭子命」で、伊邪那岐命と伊邪那美命との間に最初に生まれた神。御神徳として海上安全 豊漁守護 商売繁盛です。
末社の「若宮社」は、御祭神は「菅原道真」です。御神徳は、学業成就・病気平癒・諸道上達などです。一般的に「天神」とは「菅原道真」を御祭神として祀る神社のことです。本来は、無実の罪に問われ亡くなった「菅原道真」の怒りを鎮め、混乱を回復しようとする御霊信仰が始まりでした。天変の神、農耕の神、無実の罪を晴らす神とさまざまな神として信仰され、江戸時代に入ると学問の神として寺子屋や藩校などで祀られたそうです。

01_【一口メモ】
⑴ 所在地…〒630-8321 奈良市薬師堂町24番地  電話…0742-23-5609
⑵ 開門・閉門時間…午前8時〜午後4時30分
※ 毎月1日は月次祭斎行の為、午前7時に開門します。

02_【アクセス】
⑴ JR「奈良駅」西口から徒歩24分1600m
⑵ JR「京終駅」出口から徒歩12分850m
⑶ 近鉄「奈良駅」2番出口から徒歩15分1100m

施設の満足度

3.5

利用した際の同行者:
家族旅行
アクセス:
3.0
一番近いのはJR「京終駅」出口から徒歩12分850mですが、私は近鉄「奈良駅」からいきました。
人混みの少なさ:
3.5
かなり混雑するほどではありませんが、カップルや女性の観光客が後を絶ちませんでした。
見ごたえ:
3.5
小さい神社ながら、狛犬の足止め祈願など他の神社にはないようなものもあります。女性が多いのでカップルで参拝するのをお薦めします。

クチコミ投稿日:2023/12/12

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