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奈良県桜井市三輪 今西酒造本店

  • 2.5
  • 旅行時期:2023/04(約3年前)
kimi shinさん

by kimi shinさん(男性)

桜井・三輪・山の辺の道 クチコミ:1件

奈良県桜井市三輪の大神神社大鳥居の無料駐車場に車を停め、参道の一本南に鎮座する綱越神社から、並行して伸びる三輪街道を東に進み、恵比須神社経由で目的地今西酒造本店に向かいました。
駐車場から寄り道しなければ10分もからないと思います。
店舗周辺の道は駐車余地はなく、駐車場も見かけなかった。
訪れた時は仕込みで使う酒米を搬入する作業で大忙し。
入店するのも気が引ける状態、ここから奥の仕込み蔵まで人出で搬入されている。
三諸杉の銘柄で知られ、1660年にこの地で酒造りをはじめ創業360年の老舗酒蔵。
日本酒の歴史は諸説ありますが、縄文時代後期から弥生時代には日本に稲作が伝わっており、米を原料とする酒の原形もその頃とされ、今から2000年位は遡るとも云われるようです。
実りを授けてくれた神様に米が供えられますが、その米がいつしか変色して行く過程から酒造りに転じて行ったようで、やがて神に酒を捧げる様になっていきます。

その酒造りの起源が三輪から始まったといわれるようです。
三輪にある大神神社は日本最古の神社とされ、本殿を持たず、三輪山をご神体とする神社で、三輪山は古来から三諸山と呼ばれ、「うま酒みむろの山」と称され、「みむろ」は酒のもとの意味で、 酒の神様としての信仰からの呼び名だとされます。
大神神社では毎年11月14日に全国から蔵元・杜氏が集まり「醸造祈願祭」が行われます。
銘柄の三諸杉の由来は、古来より三輪山を「三諸山(ミムロヤマ)」と称していた事や三輪山は「杉」に神様が宿るとされている事からきているそうです。
こちらの酒蔵を訪れる動機となったのが、2021年の暮れに唐招提寺へ訪れた際に怪しい酒屋で出逢った「三諸杉 濁り酒」が始まり。
今回4月だというのにひょっとして残っているのでは?
なんて期待を抱いて訪れたものの「本物のとぶある?」と尋ねて見るも「12月には全て完売」との答え。
そうだよねぇ、今年はその時期に買い出しにこよう。
​今回こちらで手に入れたのが上の「春酒ものがたり 純米吟醸 無濾過生原酒 おりがらみ」ほんのり白濁し、グラスに注ぐと僅かに発泡し、濁りやどぶとも違った名の通り春らしい爽やかな飲み心地のお酒で、ここの酒は我が家の嗜好と相性がいいようです。
近くに訪れた際には古い街道を歩きながら訪れて見ては如何だろう。

施設の満足度

2.5

利用した際の同行者:
カップル・夫婦(シニア)
一人当たり予算:
3,000円未満 
利用形態:
その他
アクセス:
2.0
三諸杉の銘柄で知られ、1660年にこの地で酒造りをはじめ創業360年の老舗酒蔵。
コストパフォーマンス:
3.0
三諸杉 濁酒はリーズナブルではないかも知れないが、紛れもないどぶの味は妥当なもの。
サービス:
2.5
仕込みさえしていなければ普通の対応、試飲も可。
雰囲気:
3.0
店舗は広くはないが、外観、老舗には老舗酒蔵の雰囲気が漂いう。
料理・味:
3.5
こちらの酒蔵で年末に作られる「三諸杉 濁酒」は絶品。
バリアフリー:
2.5
特に大きな障害になるのは敷居くらいかも知れないが店内はさほど広くはないので車椅子では難あり

クチコミ投稿日:2023/09/07

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