市街地に残る震災遺構
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- 旅行時期:2023/05(約3年前)
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by MS男爵さん(男性)
石巻 クチコミ:6件
石巻南浜地区と裏手にある日和山公園がある高台の境目にある、門脇小学校が震災遺構として保存されています。
津波発生時に南浜地区に住んでおられた方は、日和山公園に避難したという話を聞いていたこともあり、敢えて最初に日和山公園に入り、急傾斜の階段を降りて当遺構に入りました。
(この事で、館内に展示されていた避難経路に関する内容が理解しやすくなりました)
他の遺構との大きな違いは、火災による損傷が激しい点です。
石巻南浜地区の津波の被害はかなり大きいのですが、浸水高で見ると学校の1階天井まで届いていません。
(浸水高がそこまで高くなくても、被害が大きくなる点には驚かされます)
そのため、津波から避難するために屋上へ逃げて助かっている人も多いです。
しかし、津波後に発生した火災により急いで避難しなければならなくなり、日和山公園がある裏手にある高台に急いで逃げなければいけなかったとの事です。
津波による被害は高層階に逃げればよいのではなく、火災による二次被害も考慮して高台へ逃げる必要がある事を伝えています。
もう一点は体育館に展示している仮設住宅です。
仮設住宅へは、実際に中に入る事も可能です。
各地にある東日本大震災の震災遺構(伝承ロード)を周ってきましたが、学校の震災遺構が市街地近くにあり訪れやすい場所は貴重です。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 4.5
クチコミ投稿日:2023/05/27
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