小さな祠は、江戸時代、大ブームになりました
- 3.0
- 旅行時期:2022/04(約4年前)
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by キャンサー50さん(男性)
登戸・新百合ヶ丘 クチコミ:26件
JR南武線久地駅が最寄り駅。
久地駅出入口から南西へ約600mのところにあります。
高台にある緑ヶ丘霊園の丘の下に石の鳥居があり、石段を登った先、霊園の脇に拝殿があります。
結構苦労して登ったわりには小さな拝殿です。
由来碑によると、江戸時代、白蛇の伝説により火事から身を守るご利益があるとされました。
そのご利益は広く知られるようになり、毎月の巳の日には参詣人が押しよせ、四斗樽の底が抜けるくらい銭が投げ込まれたといいます。
この人出をねらって下綱には八十四軒の茶屋ができ、見世物小屋までかかったそうです。
あまりの人気に幕府から規制がかかり、ブームも過ぎ去りました。
祠の中には「玉川綱下松八景之圖」という、当時を描いた絵が貼られていました。
今や、脇を通っても誰も興味を示さないであろう小さな祠に、これだけの輝かしい過去があったのは驚きです。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- その他
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2023/05/09
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