子供のための本の宮殿
- 4.5
- 旅行時期:2022/03(約4年前)
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by piglet2017さん(非公開)
上野・御徒町 クチコミ:18件
黒田記念館の隣に、屋根に避雷針が置かれた宮殿のような荘厳な建物が見えました。明治39年に建てられたかつての帝国図書館で、今は子供の本専門図書館になっています。入口で見学パンフレットをもらって、レンガ棟内部を探検しました。
昔は一般人は入れなかった1階の旧貴賓室は、外国語の絵本も置かれた「世界を知るへや」になり、子供たちに開放されていました。
研究者限定だった2階の旧特別閲覧室は児童書ギャラリーになっていましたが、ギリシャ神殿のような白い円柱がゴージャスなお部屋でした。
明治時代のまま保存されている3階まで続く吹き抜けの大階段には、百年以上使い続けられている貴重なシャンデリアや、「おす登あく」というレトロなプレートが付いたケヤキ材の扉があり、窓の向こうには表慶館の大ドームが見えました。
昭和4年に増築された3階のホールには、昭和期のシャンデリアが残され、大きなアーチ窓から光が降り注ぐ気持ちのいい空間で、帝国図書館時代の写真も展示されていました。
大日本帝国時代が偲べる美しい図書館で、必見です。
- 施設の満足度
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4.5
クチコミ投稿日:2023/05/03
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