「市政調査会は市民生活の灯台、公会堂は市民の心の灯火」と語った後藤新平らの念願だったネオ・ゴシック建築
- 3.5
- 旅行時期:2023/01(約1年前)
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by RON3さん(男性)
銀座・有楽町・日比谷 クチコミ:17件
94年前の1929年に竣工した建物は、耐震性の問題で改修のため2016年から休館していますが改修着工の見通しは立っていないようです。
でも、この建物の歴史と文化的な価値を考えると、もっと重要な意味を感じます。
当時の東京市長だった後藤新平が「市政の科学的究明」を理念として、東京を近代国家日本の首都として再生させるためにも、「市政調査会は市民生活の灯台、公会堂は市民の心の灯火」と訴えた。その気持ちに応えた安田財閥の安田善次郎が巨額の350万円の寄附を行って実行に移せた。
都市問題の調査研究機関となる市政会館と、言論・文化の拠点となる多目的ホールをセットで建設されたものでした。
正面から見ると、垂直な線を生かしたネオ・ゴシック様式と時計塔が際立つこの建物は是非残してほしいものです。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2023/01/29
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