河原から見上げることが出来ます。
- 4.0
- 旅行時期:2022/05(約2年前)
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by 旅好者さん(男性)
豊後大野 クチコミ:63件
滞迫(たいざこ)峡は、大野川の支流に当たる奥嶽川の上中流域にある渓谷です。その中心となる滞迫峡公園は、県道7号線を高千穂方向へと奥に進んでいったところにありました。県道からは川岸近くの駐車場まで車で下りられます。そこからは階段状に整備された坂道で、石ころに埋まった河原まで降りられました。
滞迫峡公園近くの奥嶽川は、浅く、細い流れで、通常はこんなに大人しい流れなのかと、妙に感心してしまいました。滞迫峡は深さが70mを越えるという、柱状節理が発達した溶結凝灰岩の岩壁を、間近に見ることが出来ました。といっても、意外なほど木々が茂っていました。これらの岩壁は阿蘇火山の9万年前に起きた4回目の大噴火による火砕流に因るものだということです。川底の岩盤は1500万年の噴火のよる凝灰角礫岩が露出しているのだそうです。話が古すぎてピンとは来ませんが、自然の創り出す芸術はスケールが違います。峡谷の上には、2001年(平成13年)に架けられた奥嶽橋が見えます。水面からの高さは70m、橋の長さは170mあります。
余談ですが、この滞迫峡は「日本ジオパーク」の中の「おおいた豊後大野ジオパーク」に登録されている5つの「ジオパーク」の1つです。その他の4つは、原尻の滝、沈堕の滝、岩戸の景観、松尾の埋没木です。豊後大野市はこのジオパークに関してはあまり熱心にはPRしていません?から、観光への活用は今一だと思いました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/11/04
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