釜の淵公園の桜並木は、家内の祖父定吉翁が植えて、育てたものだ
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- 旅行時期:2022/04(約4年前)
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by jijidarumaさん(男性)
青梅 クチコミ:9件
【青梅市:釜の淵公園の桜並木は、家内の祖父定吉翁が植えて、育てたものだ。】
「釜の淵公園」は多摩川が大きく蛇行している地形をそのまま公園にしたもので、四季折々の自然美を楽しめる。
とりわけ桜や紅葉の名所として知られている。
公園周辺には○丸印を付けた地図に見るような「かんぽの宿青梅」、「青梅市郷土博物館」、「旧宮崎邸」があり、対岸に「青梅市立美術館」などがある。
多摩川沿いにある「釜の淵公園」は緑が多く、広々とした自然な景観がつくる、恵まれた環境にある。今は多摩川の流れも細く、川原の方が広い。
とりわけ、多摩川沿いに咲く桜並木は桜の名所として知られ、例年3月下旬から4月上旬にかけてピンクに色づいた桜が見頃を迎える。満開時期の10日間、桜のライトアップを行われて人気も高いと云う。
この桜並木の由縁は、家内の実家の祖父・定吉翁(明治21年生まれ)が、当時多摩川沿いにあった畑が多摩川の氾濫で流されるのを防ぐために、畑地の所有者たちであった地区民と共に堤を築き、凡そ50本の桜を多摩川沿いに植えたと伝えられている。
以来、年々桜の木は成長し、見事な桜並木を形作っている。
青梅を離れて数十年、知らぬ間に桜並木が育っていた。
釜の淵の傍に板垣退助先生の銅像が立つ。
釜の淵の名前の由来は上流の小河内ダム(1957年:昭和32年竣工)ができる以前、多摩川が急流であった頃、川の流れが岩盤にぶつかり、その流れの向きを変えるとき、渦巻く流れによって川底が深く抉られ、いわゆる「淵」を形作った。
現在のかんぽの宿青梅の急峻な岩壁下、ちょうど市営プールの対岸に当たる辺りに「淵」が生じ、この淵を昔から人々は「釜ヶ淵」と呼んだそうだ。
岩壁上から見ると文字通り、「釜」のように見え、丸い深い淵であったのだろう。
今の多摩川は昔ほどの水量はないものの、台風の季節には大雨が降ると、かつての急流のごとく、激しく水は岩壁に当たり、渦を巻く、昔から人々が「釜ヶ淵」と呼んだ様子を見せるのだと云う。
私共が小学生の頃、よく水遊びをした大柳(おおやな)から千ヶ瀬への多摩川の流れには、岩壁や大岩(軍艦岩といった名で呼んでいた)が見られる場所があり、そこではかつて渦を作り、泳ぐ子供たちを引き込むような怖い淵があった。
夏、私の子供の頃はこのあたりで泳ぐのが日課だった。
確か右手に大岩があり、年長者から言われて、恐々と岩上から水に飛び込み、大岩下の深い淵にはまって(おぼれそうになって)、度々水を飲んだものだ。
当時の子供たちの年長者はしっかりと、状況を見ていて、おぼれそうな子供を下で待ち受けて、引っ張り上げてくれた。
そんな風にして私は泳ぎを覚えていった。
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- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- バリアフリー:
- 2.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/08/18
いいね!:5票
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