鏡花は極端な潔癖症で、生ものは一切口にせず、食事の際には何でも煮詰めてしまい・・・
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- 旅行時期:2022/08(約3年前)
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by ごーふぁーさん(非公開)
金沢 クチコミ:34件
趣ある建物で鏡花の人柄に触れることができる楽しい文学館。
鏡花は尾崎紅葉「二人比丘尼色懺悔」に感動し作家を志す。1899年-26歳で、すずと出会うも紅葉の反対にあい、1925年-52歳でやっと入籍とある。
撮影不可ながら、スタッフの方が親切で解説書面を持ってきてくださる。
愛読した八犬伝を納める箱が美しかったり、地味に見物が多い。
企画展の説明では、金沢からの上京の際には米原経由だったとある、理由は直江津経由は距離が倍となり旅費がかさむから。しかし、金沢と敦賀の間は徒歩か人力車で、1913年の北陸本線が開通するまでこれが続いた。
https://twitter.com/izumikyokamuse/status/645036718958080000
鏡花は、極端な潔癖症で、生ものは一切口にせず、食事の際には何でも煮詰めてしまい、周囲が面白がり、更には迷惑するほどだった、熱燗も他人は飲めないほどに熱々にしてしまう。
これについて他の仲間作家たちの証言が愉快。いただいたリーフレットにも詳細が記載されていた。
リーフレットの口絵の話も面白い。
口絵に特徴のあった明治時代の2大出版社、春陽堂と博文館から出版されることや口絵を描かれることは作家として名誉あることだった。
口絵で有名な画人の紹介もあり、今後の文学館巡りの楽しみになりそう。ちなみに鏡花は濃い色が嫌いで茶とか鼠色は使用不可だった。
詳細はコチラから↓
https://jtaniguchi.com/kanazawa-4-museum-artmuseum/
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 4.0
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
クチコミ投稿日:2022/08/02
いいね!:13票
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