152年前創業の建物が余りにも渋過ぎて思わず吸い込まれてしまう天麩羅屋（中清なかせい／オレンジ通り／浅草）

5.0
旅行時期：2022/07（約3年前）

浅草クチコミ：53件

浅草駅から徒歩5分ほどの場所、浅草公会堂前にある座敷を持つ江戸前天麩羅の老舗「中清（なかせい）」。

オレンジ通りを歩いて行った先、左手にあります。

看板を曲がると、突然豪華な日本家屋が建っていてびっくりします。数寄屋造りの離れで、池のある中庭もあります。

以前、舟和本店で和菓子を食べた後、この店を見つけ、今度、機会があれば、一度試してみようと思っておりました。

今回は、友人がアルゼンチンから来たので、その友人を連れて行って来ました。

このお店は、幕末に中川鉄蔵という駿河武士が、身分を捨てて広小路通に屋台を出したのが始まり。

1870年（明治3年）の152年前に今の場所に店舗を移し、この年を創業年とされています。

店名由来は、初代中川鉄蔵が息子中川清五郎（2代目）の「中」と「清」をとり、中清としたんだとか。

永井荷風の作品の中にも、しばしば中清を訪れる場面も出て来るそう。

今回は、予約なしで昼行ったのですが、コースを頼まないと、入口の近くにある小さな、しょぼいテーブルに案内されました。これはひどいと思い、コースに変更。

さすると畳の、中庭に面した部屋に案内されました。

絶対、こちらの方がいいです。

5,000円／人近く掛かりますが、ぜひ畳部屋をお勧めします。

畳の上に洋風テーブル・椅子が用意されています。

ここで静寂の中、静か～な、休日の午後を素敵な天麩羅料理でお過ごしくだされ。