旧川本邸 (旧川本家住宅)

大正時代に建てられた木造三階建て遊郭建築。見ごたえあり！

4.0
旅行時期：2022/05（約2年前）

大和郡山・田原本クチコミ：9件

「旧川本家住宅」（登録有形文化財）は、大正時代に建てられた木造三階建て遊郭建築で遊郭として一世を風靡した建物。
遊郭は昭和３３年の売春防止法を受け廃業。その後下宿として客間は貸間として利用されたり、住居として使われていたりした時代があったが、大和郡山市に所有を移し、その後しばらく空き家として埃をかぶっていた。

現在は耐震補強工事などが施され、平成30年1月10日から、登録有形文化財「旧川本家住宅」が『町家物語館』として生まれ変わり、無料で一般公開されている。

中に入ってみると、事務所らしきところから年配のボランティアの女性が出てこられ、ここは元遊郭だった建物で云々といった簡単な説明ののち、案内しましょうかといわれたが、あまり時間がなかったので自分たちで見て回りたいというと、何部かパンフレットをくれどうぞごゆっくりと言ってくれた。

本館の営業部分には、遊女たちの客室兼生活の場として使われた小さく区切られた部屋（ほとんどが三畳間）が多数あり、凝った床の間や欄間などが見られる。
遊郭建築らしい淫靡な雰囲気もわずかながら感じられる。