田園を走る高規格ローカル線
- 4.5
- 旅行時期:2021/12(約4年前)
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by おけいはんさん(男性)
総社・吉備路 クチコミ:2件
JR伯備線・桃太郎線(吉備線)の総社からJR福塩線の神辺までの41.7kmを結ぶ第三セクターの鉄道路線。もともとは1966年に旧国鉄の新線建設構想によって工事に着手し、路盤工事を約5割仕上がったところで、国鉄再建計画に基づき1980年建設予算が凍結されて工事が中断された国鉄井原線。岡山県南西部地域と広島県備後地域を結ぶ都市間路線として1986年に井原鉄道が設立され建設が再開、1999年に開業しました。
岡山市に隣接した総社市から、倉敷市の吉備真備、倉敷の奥座敷の矢掛町を通り、広島県福山市に隣接した岡山県井原市を経由して、福山市のベッドタウンの神辺を結んでおり、運行時間は約1時間10分ほど。始発駅の総社駅と隣駅の清音駅間は伯備線と同じ線路を走りますが、別々の会社が同じ線路を持つ重複区間となっており、相互乗り入れではないのでホームや駅舎は仕切られています。清音駅を出発し伯備線と分かれ全長716mの高梁川橋梁を渡ると、その先は路線のほとんどが高架線で、田んぼの中の高規格な路線を、時速95kmの特急列車のようぬスピードて走り抜ける印象。
概ね1時間に1本~2本の運転。原則通し運転ですが、一部早雲の里荏原や井原駅を発着する列車もある。また、一部の列車は神辺からJR福塩線に乗り入れ、福山まで乗り入れています。車両は1999年の開業当時から用いられているITR355形気動車で、基本番台の9両は、車内中央部に固定式クロスシートを配置したセミクロスシート車両。空、川、緑、自然をイメージして、ステンレス車体に上部にブルー、下部にフレッシュグリーン、レッド、ラベンダーの3色の識別帯ば入る。また、備中國城の観光ラッピング列車や大原美術館の名画をラッピングしたアート列車がそれぞれ運行されています。また、イベント対応の100番台2両は、全席転換クロスシート。2005年に投入されたイベント車両の200番台は、岡山県出身の工業デザイナー水戸岡鋭治さんが手掛けた特別企画車両で「夢やすらぎ号」の愛称を持つ。野も山も畑も全てか茜色に染める懐かしい原風景をイメージしたレトロ車両。インテリアも天然のムク材を使用し、心安らぐ部屋をイメージした車両で、イベントがないときは、通常の列車で使用されています。
- 施設の満足度
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4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 4.0
- 車窓:
- 4.0
クチコミ投稿日:2022/04/15
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