三池炭鉱・旧時代の最後の坑
- 5.0
- 旅行時期:2022/01(約4年前)
-
-
by Decoさん(男性)
大牟田 クチコミ:205件
世界遺産に登録された三池炭鉱の坑としては、万田坑と並ぶ史跡で、第二竪坑とそれに付随した煉瓦造りの捲上機室が残っています。
規模としてはコンパクトですが、無料で見学できてガイドも受けることができます。理解を深めるためにもガイドを受ける方が良いと思います。
三池炭鉱では明治初期から囚人労働が行われましたが、宮原坑もその一つであり、近くには三池集治監も設置され、その過酷な労働から「修羅坑」と恐れられたそうです。
負の歴史も数多く併せ持つ三池炭鉱。そこから掘り出された石炭が日本の近代化に大きな役割を果たしたことを考えると、ネガティブな面も知っておく必要があると思います。
(三池集治監跡は外壁が残存しており、宮原坑から歩いて行けます)
宮原坑と万田坑、共に明治後期に開坑しましたが、万田坑が後の四山坑や三川坑に続く近代的な炭鉱の最初の坑であるのに対し、宮原坑は江戸時代から続く旧時代の因習を引き継いだ最後の坑ともいえます。両坑を見学することで、三池炭鉱を幅広く理解できると思いました。
駐車場には電気機関車をイメージしたトイレ(とても清潔)もありました。
- 施設の満足度
-
5.0
- 利用した際の同行者:
- 家族旅行
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- バリアフリー:
- 3.5
- 見ごたえ:
- 5.0
クチコミ投稿日:2022/01/24
いいね!:6票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する