浜名湖産のうなぎが楽しめる駅ナカとお店

4.5
旅行時期：2022/01（約4年前）

浜名湖クチコミ：1件

天竜浜名湖鉄道（天浜線）の始発駅である新所原駅構内にあるうなぎ店。天浜線は、愛知県との県境である静岡県湖西市の新所原駅から掛川駅を結ぶ第三セクターのローカル線。小さな駅の改札口を通ると、炭火焼きの香ばしい匂いが立ち込めます。コロナ前までは店内でも食べることができたのですが、コロナ対応の改装により、更に店内が小さくなってしまったことから、残念ながらテイクアウト専門店になりました。一切入り1600円、二切入り2100円、一本入り2800円のうなぎ弁当と白焼きや蒲焼がありますが、白焼きや蒲焼は湯煎で温めるタイプで、当日に食べない場合は販売しないとのこと。注文してから作るので10分程度かかります。
今回は天浜線のクーポン券があったのと、200円割引だったので、「一本入り」のお弁当をオーダー。待つこと約10分。提供されたうなき弁当は、「少しでも温かい状態で食べてほしい」という思いから新聞紙にくるまれていて、ホカホカしています。包を開けると、少し甘めのタレのかかった御飯の上ど～んと乗った鰻の蒲焼。元鰻生産者の三代目の店主か選ぶ鰻は、外れはなし。冬から春先にかけて浜名湖で獲れた鰻の稚魚を養鰻池に入れて育てた美味しい鰻が楽しめます。鰻は春夏秋冬それぞれ味が異なるとのことで、今回食べた秋から冬にかけての鰻は、池入れから1年経過するため身が引き締まり、味が濃い。このお店は蒸しを加えない関西風の鰻で、パリッとした食感と味がしっかりしているのが特徴。冬の鰻は脂が乗る分、皮が硬くなるとのことですが、焼き方が良いのか、硬さは全く感じず。
鰻屋さんの雰囲気は味わえませんが、価格は国産（しかも浜名湖産）とは思えないリーズナブルな安さ。天浜線に乗ったらぜひ食べたい。