試行錯誤の末にやっと完成した反射炉
- 3.5
- 旅行時期:2019/09(約6年前)
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by nanochipさん(男性)
萩 クチコミ:2件
萩反射炉は、椿東前小畑に現存していて、西洋式の大砲鋳造を目指して安政3年(1856)建設された金属溶解炉です。当寺、反射炉の操業に成功していた佐賀藩に藩士を派遣し、鋳造法伝授を申し入れますが、拒絶され、反射炉のスケッチのみを許されます。このスケッチをもとに萩反射炉を建設されたそうです。
当時のオランダの設計図どおりの反射炉としては、韮山反射炉(静岡県伊豆)が唯一残っていますが、萩反射炉は試作炉としての性質を持ち、当時の試行錯誤による産業化を示す貴重な資産となっています。
幕末長州藩士の心意気が感じられ、試行錯誤の末にやっとここまでたどり着いたことに、技術者として共感を覚えました。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 4.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2021/12/01
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