ミイラとなって里帰りした妙心法師が安置された古寺
- 4.0
- 旅行時期:2021/11(約4年前)
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by hidemi.yさん(男性)
揖斐川 クチコミ:5件
谷汲山華巌寺を拝観後に立ち寄りました。
駐車場に到着すると即、参道から城壁のような石垣の先の境内に至る朱塗りの医王橋の絶景が目に飛んできました。
ここは8世紀初頭、伝教大師・最澄が比叡山根本中堂の本尊を彫った余材で作った薬師如来坐像等々が安置された寺で、四天王、十二神将など数々の文化財(写真撮影等禁止)が保存されています。
境内には、三重塔や本堂など荘厳で繊細な古建築物が建ち、舎利堂には妙心法師のミイラ(写真撮影等禁止)があります。
その妙心上人とは、17世紀後半に横蔵寺が建つ横蔵に生まれ、両親の没後、仏道修行のため巡礼の旅に出たそうで、その後の18世紀初め、山梨の御正体山の洞窟で断食して入定したそうです。
遺体は村人によって祠らわれていたそうですが、明治時代に出生地の横蔵寺に祠らわれたそうです。
ミイラが安置された舎利堂は、本堂から飛鳥川を挟んだ対岸の丘にあり、その隣には重要文化財の仏像が保管された瑠璃殿があります。
両者の見学は共通で、大人500円。瑠璃殿内には本尊の薬師如来坐像や仏法の守護神四天王立像、頭に十二支を載せる十二神将立像等々が間近に展示されています。
ここ両界山横蔵寺は、城壁のような石垣と朱塗りの医王橋の景観が絶景だと感じる一方、やはり仏像は本堂に安置されていてこそ荘厳があると思いました。
- 施設の満足度
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4.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2021/11/23
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