旧萩藩御船倉はおかに上がったかっぱ状態でした。

4.0
旅行時期：2021/05（約5年前）

by 旅好者さん（男性）

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旧萩藩御船倉は、松本川岸から入江の様に掘り込んで造った船溜まりの奥にあったのですね。今は、船溜まりは埋め立てられ、さらにもっと先まで埋め立てられて様子がすっかり変わってしまっていますから、おかに上がったかっぱ状態でした。間口が８．８ｍ、高さも８．８ｍ、奥行きは２７ｍとのことです。この船倉は１６０８年（慶長１３年）の築城とほぼ同時期に造られたそうですから、非常時の使用が視野に入っていたのでしょうね。３棟建てられ、これが真ん中の大きいもので、南北に少し小さな船倉があったそうです。現在、南側には広場が造られていますが、これがその船倉跡（１９６２年（昭和３７年）に解体）ですから、往時の全体の大きさが想像できます。余談ですが、後年に描かれた、船倉が4棟の絵が残されているそうですが、実景ではないと思います。船溜まりは周囲を石組で固めてあったはずですから、そう簡単には広げたり縮めたりは出来ないと思うからです。