律令時代の道路遺跡
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- 旅行時期:2021/03(約5年前)
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by ゆっくさん(男性)
国分寺・小金井 クチコミ:4件
東京都国分寺市にある長さ500m幅12mの道路が遺跡として武蔵国分寺の附として国の史跡に指定されています。既に発掘調査が終わっており、マンション前にアスファルトで覆われた公園?となっているため、それが目的でないと気づかないと思います。
律令時代、平城京から各国府を結ぶ七道が整備されました。その七道の一つに今の東北地方に通じる道として、今でいう滋賀、岐阜、長野、群馬を通る東山道が整備されました。東京、埼玉、神奈川の一部からなる武蔵国(武蔵国の中心である国府は東京都府中市)は当初は東山道に含まれていたため、群馬の次は、なんと東京に寄って栃木に向かい福島に行くルートになっていました。その群馬から東京への道が、この東山道武蔵路です。やがて、これは非効率だと気付き、後に群馬から栃木に直接行くルートが東山道の本線、そして東京に南下する、この道は支線として武蔵路となりました。更には後に武蔵国が東山道から東海道に移管されたため、徐々に使われなくなり、鎌倉時代には廃道となったそうです。それゆえに実際にどこを走っていたかわからなかったものの、この区画だけはっきりと道路の遺跡が発掘されたため、史跡として保存しているとのことです。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2021/06/04
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