東京都庭園美術館

外装のシンプルさと打って変わって内装は豪華絢爛

3.5
旅行時期：2020/09（約4年前）

白金クチコミ：51件

JR山手線目黒駅が最寄り駅。
目黒駅東口から東へ約５２０ｍ、目黒通り沿いにあります。
説明板によると、、香淳皇后の叔父にあたる朝香宮鳩彦王がパリ遊学後２年をかけて建設し、１９４７年の皇籍離脱まで暮らした邸宅だった建物です。
外観は、玄関ポーチの狛犬以外ほとんど装飾がみられませんが、内装には当時流行のアール・デコ様式の粋を尽くした瀟洒な建物です。
アール・デコ様式の個人住宅は世界中に存在するが、旧朝香宮邸はその中でも質が高く、保全状態が良いそうです。
建築設計は宮内省内匠寮ですが、主要な室の内装基本設計はフランスのインテリアデザイナー、アンリ・ラパンが担当しています。
また正面玄関にある女神像のガラスレリーフや大客室のシャンデリアなどはフランスの宝飾デザイナーでガラス工芸家でもあったルネ・ラリックの作品です。
素人目にも豪華で、見ごたえのある建物です。