相模国の総社

4.0
旅行時期：2020/09（約5年前）

by ゆっくさん（男性）

平塚・大磯クチコミ：1件

　車で行くと国道1号線沿いに赤い鳥居が見えてきます。鳥居をくぐり、東海道線の下をくぐり、駐車場は六所神社の裏手の公園にあります。道が狭いですので気を付けて。
　御祭神はクシナダ姫、スサノオ尊、オオナムチ尊。この3柱を柳田大明神としてお祀りしています。約2000年前、出雲地方から来た開拓者が、この地を柳田郷と名付け、彼らの氏神を祀ったのが始まりで、律令国家時代になると、相模国の総社として、六所神社となったとのこと。今でも、相模国の一之宮から四ノ宮、そして五之宮に相当する平塚八幡宮から、ここ六所神社（のそば）まで神輿がくる「相模国府祭」が行われているそうです。総社としての威厳は健在ですね。
　社殿で目を引くのは、注連縄です。「鼓銅注連」という出雲大社と同じ形で、出雲大社と同じ場所で作られているとのことです。この辺りからも出雲地方と結び付きが高いことがわかります。また、社殿を支えている石垣は、後北条家寄進の石垣で、約500年前から当時のまま、全く修復することなく崩れていないとのことでした。
　御朱印は、社殿手前の社務所で拝受できます。また、総社の御朱印帳も取り扱っていました。