川口の安行の密蔵院は、真言宗の智山派の寺院です。海壽山萬福寺密蔵院と号します。

3.5
旅行時期：2021/01（約5年前）

by さいたまさん（男性）

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川口の安行の密蔵院は、真言宗の智山派の寺院です。山号が海壽山、寺号が萬福寺、院号が密蔵院と号しています。
本尊として、平安時代の平将門の念持仏の伝承をもって伝えているとのことですから、創建はそれ以前となり、歴史のある寺院のようです。
高野山で修業された紀州出身の僧永海法印が、文明元年に中興したとのことですから、一時、由緒が不明な時期があったようです。
現在は、安行の丘一帯を敷地とする広大な寺院として、確確たる位置にあるようです。
密蔵院は、東側にある九重神社の別当寺として、神社の管理に当たってきましたが、九重神社が、明治維新時の神社衆合政策により、氷川神社の名称から九重神社と改称することとなっていることと対照的に、明治維新の神仏分離、廃仏毀釈の波の中、累々として伝統を守って来たようです。
密蔵院は、桜の名所として知られています。春のお彼岸には、早咲きの“安行桜”が満開になるようで、多くの参拝客で賑わいをみせるそうです。
山門は、島津家の江戸屋敷にあったものを移設したものだそうです。