本堂の形が二層で変わっています。
- 4.0
- 旅行時期:2020/12(約5年前)
-
-
by 旅好者さん(男性)
太宰府 クチコミ:51件
戒壇院は観世音寺の西隣でした。本堂は屋根が二層になっていて、ずいぶんと縦長に感じました。これは、1743年(寛保3年)に観世音寺境内にあった観音堂を移し、方5間へ増改築したものだそうです。観世音寺宝蔵にある観世音菩薩像はどれも背か高いですから納得です。元々は観世音寺の中に造られた、戒壇を行なうための寺院でした。創建は761年(天平宝字5年)で、開基はあの鑑真で、日本で始めて授戒を行なったとのことです。鑑真はその後、東大寺、下野薬師寺と戒壇院を開き、天下三戒壇と呼ばれたそうです。(戒壇院での受戒は1554年(天文23年)まで続きました)
本堂には、本尊が木造盧舎那仏座像で左右に木造文殊菩薩像と木造弥勒菩薩像が安置されています。その前に石板の敷かれた約5m四方の戒壇があります。なお、1703年(元禄16年)に藩命により観世音寺から独立(博多にある禅宗4寺預け)、明治になって、博多の聖福寺の末寺になっていますから、現在は臨済宗妙心寺派のお寺さんです。ご本尊の盧舎那仏は重要文化財に指定されています。
- 施設の満足度
-
4.0
- 利用した際の同行者:
- 友人
- アクセス:
- 3.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 見ごたえ:
- 4.0
クチコミ投稿日:2021/01/23
いいね!:0票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する