言ってみれば東京風の日本料理
- 4.5
- 旅行時期:2020/12(約5年前)
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by たびたびさん(男性)
谷根千 クチコミ:456件
谷根千の名店巡りなら、ここは外せない日本料理のまめたん。満を持して、平日のお昼に予約を入れて訪ねました。
店内はカウンター席のみ。意外に若いご主人の息遣いを感じながら7品のコースをいただきます。
まずは、餡を掛けた蟹の茶碗蒸し。ブルーチーズを忍ばせて味に厚みを持たせていますが、私的には少し濃い味付けで、そっちうの方が気になります。器は、現代アートっぽい青白磁。ガツンと最初のインパクトを狙ってます。二品目は、宮城のカキの揚げ物。四万十川の川海苔をしっかり掛けていますが、川海苔は香りが薄いので、見た目ほど海苔の香りは濃くないです。積極的な香りはイマイチですが、カキの濃厚さを邪魔しないという意味ではこれでちょうどいいかな。三品目は、鯛の吸い物。ノビルとのシンプルな組み合わせ。鯛の切り身がプリプリだし、しっかり大きくてなかなかボリューミーです。四品目は、鹿児島のそら豆。皮つきですが、揚げてあるのでそのまま。香りが濃くていいですね。
五品目は、くろむつの幽庵焼プラス味噌。脂がのっていて、全体としては田楽風の味わいですね。野性味の強い魚に対して赤志野風の皿も悪くないですね。六品目は、白子とホタテの白だし合わせ。生姜の香りが複雑な味わいを深めています。最後は、サクラエビの炊き込みごはん。しかし、具は別途ゴマ油でいためて、それを混ぜているので、風味とうまみが増しています。ただ、私的にはここまでしなくてもいいかな。優しいおとなしい味で締めてもいいような気はしますが、そこでもうちょっと頑張りたくなるのがまめたんのポリシーなんでしょう。
つまり、それぞれメリハリがあって、総じて脂のうまみを意識して仕上げている感じ。日本料理は素材のうまみを生かすという料理というイメージがあるんですが、肉食とかが増えている現代人にとっては、それだけでは物足りない。そこの部分を上手にカバーする。そうした日本料理なのかな。なので、言ってみれば東京風の日本料理。ちょっと言葉は悪いですが、ハンバーガーで育った若い人向けの日本料理なのかなと思います。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 一人当たり予算:
- 7,500円未満
- 利用形態:
- ランチ
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.5
- サービス:
- 4.5
- 雰囲気:
- 4.0
- 料理・味:
- 4.5
- バリアフリー:
- 4.0
- 観光客向け度:
- 4.0
クチコミ投稿日:2021/01/01
いいね!:4票
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