宝樹院

蕨の宝樹院は、蕨の領主である渋川家の公墓がある寺院です。宝樹院の名称が判りづらいです。

3.5
旅行時期：2020/11（約3年前）

by さいたまさん（男性）

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蕨の宝樹院は、蕨の領主である渋川家の公墓がある寺院です。山門にも、本堂にも宝樹院の名が見つからず、判りづらいです。
宝樹院の場所は、蕨市の中央浄水場の西隣にあります。
宝樹院は、臨済宗建長寺派の寺院で、金峯山と号しています。寺号がありません。
通常は、寺院の門に、山号と寺号が掲げられているのが一般的ですが、山門には、山号である金峯山の文字がありますが、宝樹院の文字が見られません。
なんとか、隣の会館に、宝樹院会館と言う文字を見つけることができました。
本堂のガラス戸の奥に、ようやく宝樹禅院の文字を見つけることができました。
少し変わっている点です。
宝樹院は、正宗廣智が、開山となり創建したといわれています。
蕨城主であった渋川公が、上総国三舟山の合戦で里見氏に敗れ、戦死した後、渋川氏の元の家来が、渋川公及び夫人を宝樹院に弔ったと伝えられています。
つまり、宝樹院は、室町時代以前から蕨に存在していたことになります。
伝統のある寺院です。