蕨城跡

蕨城は、室町時代の末期、騒乱を収めるため、渋川氏の居城として、築城されました。

3.5
旅行時期：2020/11（約4年前）

by さいたまさん（男性）

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蕨城は、室町時代の末期、騒乱を収めるため、渋川氏の居城として、築城されました。
戦国時代の中、蕨の周辺は、古河公方との戦いや上杉氏の傘下の城となる等、変転の歴史を繰り返しました。
渋川一族は、上杉方の太田道灌とともに戦っいましたが、蕨城は北条氏綱によって陥落させられました。
一時、渋川氏は北条氏麾下に入りましたが、渋川氏頭領が討死し、蕨渋川氏一族は断絶し、一族郎党は散り散りとなってしまいました。
城主不在のまま廃城となった蕨城は、江戸時代になると徳川家の鷹狩用の御殿として再利用されるようになりました。
その後、交通の要衝であった蕨は、中山道が整備されると宿場町として再び栄えるようになりました。
現在、蕨城跡内には、「成年式」発祥の地の記念碑があります。
太平洋戦争後の混乱の中、若者の力を発揮させるため、全国に先駆け「成年式」を挙行し、成年層を奮い立てました。
蕨市は、成年式発祥の地として知られるようになりました。
蕨市では、現在でも、「成人式」ではなく、当時の「成年式」との名称を使用しています。