ロンドン・ナショナル・ギャラリー展
- 3.5
- 旅行時期:2020/09(約5年前)
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by Donny.papaさん(男性)
上野・御徒町 クチコミ:37件
コロナで行けなかった美術展も、予約制ではあるが徐々に行けるようになった。
前回の東京都美術館のUKIYOE2020に続いて、国立西洋美術館で開催中の「ロンドン・ナショナル・ギャラリー展」に行ってきた。
入り口は1カ所に制限されて予約チケットのチェックと健康状態のチェックが厳しい。恒例に男性が、係員に予約をしていないと見れないと言われて寂しそうに帰って行った。
高齢者には主催者の「スマチケ・読売新聞オンラインチケットストア・イープラス・ファミリーマート店頭Famiポートのみでチケット販売」での予約は難しいだろう。高齢者には電話予約を実施して欲しい。
さて本展示は7つに分けられている。イタリアルネサンス、オランダ絵画、イギリス肖像画(ヴァン・ダイク)、グランドツアー、スペイン絵画、風景画、イギリスにおける仏近代美術だ。
やはり最後の仏近代美術が見ごたえがある。有名なゴッホのヒマワリ(F454)が圧巻である。原田マハの「たゆたえども沈まず」で読んだアルル時代のゴッホの生活が蘇ってくる。1888年8月、この頃はゴッホはアルルで精力的に描いていた。色彩が鮮やか、激しさが心の壊れていくゴッホに思いを馳せると、作品に見入ってしまう。
他に、ルノワール、ドガ、モネ、セザンヌ、ゴーギャン等も少ないが鑑賞できる。
スペインの絵画では解除に入った瞬間に、エル・グレコ「神殿から商人を追い払うキリスト」が目に入る。聖書にある、神殿で商売をしている承認を主イエスが神殿から追いはらう場面である。グレコの特徴で、イエスの身体は少しねじれて縦に引きのばされている。衣の鮮やかさも目を引く。最初のイタリア・ルネサンスでは、カルロ・クリヴェッリ
「聖エミディウスを伴う受胎告知」が遠近法と精密な描画で魅入られる。
解説を聞きながらだと絵画、画家の背景が分かるので面白いが、無くても想像力を掻き立てられるので、それも一興だ。
- 施設の満足度
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3.5
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦(シニア)
- アクセス:
- 4.5
- コストパフォーマンス:
- 4.0
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 展示内容:
- 4.0
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2020/09/17
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