供養碑があります

3.5
旅行時期：2020/07（約5年前）

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都営大江戸線・大門駅から300mほど、増上寺三解脱門と芝大門の間に建つ浄土宗常照院の境内にあります。山門の右に案内柱と供養碑があります。説明板がなかったので後で調べると、材木問屋の娘お熊が手代と密通し婿養子を迎えた後も関係が続き、婿養子を殺そうとした事件を大岡越前守が裁いてお熊は斬首されました。斬首後に常照院に埋葬されました。不義密通と殺害計画で悪人だったお熊ですが、事件を題材にした人形浄瑠璃が後に演じられるとお熊人気が出たそうです。墓地改葬で遺骨は無縁塔に合祀されました。江戸時代、不義密通の罪は重く仲立ちした者も死罪になるほどでした。使用人と恋仲になっている娘が傾いた家のために婿養子を取らされたことだけでは罪にならない現代と江戸時代の大差を感じました。