御霊信仰か
- 3.0
- 旅行時期:2019/07(約6年前)
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by はちのすけさん(男性)
飛鳥 クチコミ:19件
飛鳥寺に隣接したところにある。蘇我氏の邸宅があった甘樫の丘を望むような場所だ。大化の改新(今は乙巳の変か)で飛鳥宮で暗殺された蘇我入鹿の首がここまで飛んできたとされる伝説に基づいた首塚だ。五輪塔が安置されている。笠に厚みがあるなど鎌倉時代後半から室町期の特色を残していることから、当たり前だが後年に安置されたものだ。陥れられた人々のたたりを恐れた御霊信仰の一つではないかと思ってしまう。都が転々と変わり、人々の権謀術数が渦巻いた時代のあだ花か。御霊信仰の場合、反逆の徒とされる人物でも神社仏閣を構えるのが鎮魂の常だが、首塚なのは藤原氏の権勢を忖度したからか。
- 施設の満足度
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3.0
- 利用した際の同行者:
- カップル・夫婦
- アクセス:
- 2.5
- 人混みの少なさ:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.0
クチコミ投稿日:2020/05/11
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