河童徳利伝説

3.0
旅行時期：2020/01（約6年前）

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今では次第に廃れつつある日本昔話の一つ、河童徳利の伝説が残る川です。
地元の人でも昔話はおろか、この川にまつわる話とは思いも寄らない人が多いと思います。
ちょうど県道45号線の大曲橋のところに、「河童徳利」の標柱が立っているので分かりますが、小さな標柱で道路上からも外れているため、特に車内からでは果たして気づく人がいるかいるかどうか分かりません。
また、標柱のみで解説板なども無く、他に河童徳利に関するものも周辺部を含めて見かけないので、河童徳利を知らない人がほとんどではないかと思います。
大昔にテレビでやっていた、日本昔話の番組の河童徳利の回でも、伝説が内容の薄っぺらい短いエピソードだったために、番組の尺に合わせるのに、話しをひたすら引き伸ばし、かなり間延びした番組になってしまった印象があるので、大した昔話でもないのでしょう。
付近の小出川は間門川と呼ばれ、橋も間門橋と呼ばれていたそうですが、現在では、相模川を馬入川（河口部）とか呼ばないように、小出川の名前が完全に定着しています。
小出川もようやく河川改修が進み、昔のように沼のような流れではなくなってきましたが、上流部は田畑が広がる長閑な地域で、氾濫もまだまだ油断できません。
特に、小出川の支流の駒寄川は、相模線沿線に遊水地が整備されたとはいえ、昔、台風による氾濫で相模線を止めたこともある川です。
最近、“みずき野”とかいうおしゃれな名が付いて、宅地開発されましたが、果たして新しく引っ越してきた住民はそういう地域の特性を知っているか疑問です。