瑞円寺は、曹洞宗の寺院で、以前は、鳩森八幡神社の別当寺の役割を担っていました。
- 3.5
- 旅行時期:2019/11(約6年前)
-
-
by さいたまさん(男性)
信濃町・千駄ヶ谷 クチコミ:33件
瑞円寺は、曹洞宗の寺院で、以前は、鳩森八幡神社の別当寺の役割を担っていました。
別当寺は、神仏習合が行われていた江戸時代以前に、神社を管理するために置かれた寺のことで、神前読経など神社の祭祀を仏式で行い、その主催者を別当(社僧の長のこと)と呼んでいました。
別当の居る寺を別当寺と称しています。
別当とは、別に本職にあるものが他の職をも兼務するという意味であり、本地垂迹説により、神社の祭神が仏の権現であるとされた神仏習合の時代に、神社はすなわち寺であるとされ、神社の境内に僧坊が置かれて渾然一体となっていた制度だそうです。
神仏習合の時代から明治維新に至るまでは、神社で最も権力があったのは別当であり、宮司はその下に置かれていたとのことです。
平たく言えば、瑞円寺が親会社で、鳩森神社が子会社という関係だったそうです。
明治時代になって神仏分離令により、その関係は、廃止されました。
今回、千駄ヶ谷の瑞円寺を訪れ、再度、別当寺の関係を勉強した次第です。
ためになりました。
- 施設の満足度
-
3.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 3.5
- 人混みの少なさ:
- 3.5
- バリアフリー:
- 3.0
- 見ごたえ:
- 3.5
クチコミ投稿日:2019/11/24
いいね!:2票
利用規約に違反している投稿は、報告することができます。 問題のある投稿を連絡する