「マルセル・デュシャンと日本美術展」と「斉白石」そして大好きな「観音菩薩像」に会えた12月
- 4.5
- 旅行時期:2018/12(約7年前)
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by Ake Bingaさん(女性)
上野・御徒町 クチコミ:160件
10月から12月にかけて東博では「京都大報恩寺 快慶・定慶のみほとけ展」と「マルセル・デュシャンと日本美術展」の特別展が2展同時に平成館で開催されました。
2展セットの前売りチケットを購入しましたが、10月の上京の際には日本仏教の講座受講や他館の仏像展など仏像モード全開でしたので、後日改めて「デュシャン展」を観覧しました。
20世紀美術の中でも特に衝撃的で革新的なアーティストであるデュシャンの特別展が東博で開催されるということは興味深く、ただデュシャンの作品を集めただけでなく、国宝や重文級の日本美術の展示、比較により美術の意味や価値観を考え、美の楽しみ方を新たに提案するユニークな企画に東博のチャレンジを感じました。
観覧者は圧倒的に若者が多く、特別展であるのに(マンレイの写真など一部を除き)大方の作品が写真撮影可能で、「美術は見るんじゃない。考えるんだ。」のコピーどおり、写真の撮り方も考えながらアートを楽しめる展示でした。
また、東洋館では中国近代絵画の巨匠「斉白石」特別企画があり、鳥獣や植物の色彩豊かな水墨画やアーティスティックな書は見応えがありました。
本館では、久し振りに大好きな「観音菩薩立像」のお姿が見られ、庭園は紅葉が美しく、東博はいつ訪れても見所が多く飽きることがありません。
- 施設の満足度
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4.5
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- 展示内容:
- 4.5
クチコミ投稿日:2019/09/14
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