入り口の楕円形エスカレーターが面白いけど、今月いっぱいで閉店

4.0
旅行時期：2019/09（約6年前）

by OE-343さん（非公開）

甲府クチコミ：15件

地方の古くからのデパートって、なんか1階から2階にかけての階段とか凝ってるような印象を勝手に持っているのですが(私の地元弘前のデパートがそうだから)、ここはその最も極端な例でありましょう。1階の化粧品売り場から2階の服売り場に上がるエスカレーターが、普通のエスカレーターのほかに正面にもう一つあって、それは非常に珍しい、初めてとも言われる(ウィキペディアによると)楕円形エスカレーターなんです。

今回甲府に立ち寄るにあたり、楕円形のエスカレーターに試乗してみました。普通のエスカレーターと同じはずですが、ちょっと不思議な感覚がありました。お店の人に断って写真も撮ってきました。

売り場では閉店セールが行われています。すでに半分以上のテナントは撤退しており、放置されたマネキンなどが異様な雰囲気を醸し出していました。閉店セールと言うのに人は誰もいません。私がほとんど記憶が残っていない位小さい頃に経験した、親の知人の経営する地元系大型書店の閉店セールとは大違いです。

多くの商品が30%引きから80%引きの特別価格で販売されておりましたが、2階売り場の一角には「こちらの商品の値引きはご容赦願います」との看板があり、どんな商品なのか確かめてみたところ、韓国製のドレスでした。「ドレス生地は丁寧にお取り扱い願います」とも表示されていました。そんな高級品には見えませんでしたが。。。

話がそれましたが、青森県出身者として感じた事は、青森県によると、山梨県とか長野県て、あたかも東京の市場のような感じがして、すごく活気があるんだろう、と勝手に憶測してしまうところがあるんです。でも、駅前のデパートが潰れる、と言うのは全く同じ現象で、新宿から1500円で行ける甲府ですら、これほど中心地の空洞化が進んでいるのです。「ストロー現象」と呼ばれる、1500円で新宿までいけるから新宿に行ってしまう、と言うものも説明として成り立ちます。
でも、なんかそれだけじゃない気もするんですよね。。。実際ウィキペディア見てると「郊外のショッピングセンターに客を取られている」とか書いてますし。東京までの交通費が15,000円であろうが、1500円であろうが、同じ課題を抱える、と言うことなのです。