フランス“アール・デコ様式”の建物!
- 5.0
- 旅行時期:2019/08(約5年前)
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by sakatomoさん(非公開)
白金 クチコミ:1件
令和元年8月27日、1990年から年に一度のペースで開催されてきた東京都庭園美術館(旧朝香宮邸)の「建物公開展」が今年も開催されていると聞き3年ぶりに行ってみた。
こちらの美術館は、もともとは旧皇族・朝香宮(あさかのみや)夫妻の邸宅として建設されたもの。朝香宮家は、久邇宮朝彦親王(くにのみや あさひこしんのう)の第8王子である鳩彦王(やすひこおう)が創立した宮家。鳩彦王は1922年からフランスに留学していたが、現地で交通事故に遭遇。看病で渡欧した允子内親王(のぶこないしんのう)とともに、1925年までフランスに長期滞在することになった。
当時、1900年代前半のフランスは“アール・デコ”の全盛期。流行に敏感だった朝香宮夫妻は、現地で建築や家具・工芸など最先端の様式をたっぷりと見てまわり、帰国後に自邸の建設にあたってアール・デコの意匠をふんだんに取り入れた邸宅を計画。1933年に現在の建物が竣工した。第二次世界大戦が終わり、1947年に鳩彦王は皇籍を離脱。その後、紆余曲折があって1983年に美術館となったとか。
内部の改造はわずかだったため、現在も竣工当時の建物と当時の流行の最先端を感じることができる。2015年には国の重要文化財に指定された。
※アクセス(電車)
JR山手線「目黒駅」東口/東急目黒線「目黒駅」正面口より徒歩7分
都営三田線・東京メトロ南北線「白金台駅」1番出口より徒歩6分
※白金台駅の1番出口には地上までのエスカレーターあり。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- コストパフォーマンス:
- 5.0
- 人混みの少なさ:
- 4.5
- 展示内容:
- 5.0
- バリアフリー:
- 4.0
クチコミ投稿日:2019/08/30
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