読谷村だからとは考えたくはないが…。
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- 旅行時期:2019/06(約7年前)
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by たかちゃんティムちゃんはるおちゃん・ついでにおまけのまゆみはん。さん(非公開)
恩納・読谷 クチコミ:14件
読谷村運動広場の北角に建つ忠魂碑は昭和10(1935)年10月に読谷山尋常高等小学校の敷地内に建立されたものになります。揮毫は元陸軍大将の鈴木壮六氏によるものだとは今でも読み取ることはできるもの、肝心の〝忠魂碑〟の文字は削られており見ることはできません。
チビチリガマでの集団自決の扱い等で特に嫌軍意識の強い読谷村ではあれど、この忠魂碑自体を軍国・皇国主義の象徴と考えて〝忌まわしいもの〟と判断し破壊工作に至るにはあまりにも短絡過ぎるように思えてなりません。
思想的にどう取るかは人の自由ですが、軍という組織を憎むのはともかく軍を構成する軍人を十把一絡げにするのは如何なものかと思えてなりません。
沖縄戦に於いても徴兵されて内地から沖縄に連れて来られ、史上稀に見る地上戦にて戦没した兵士の他、現地徴集されて防衛隊員や学徒隊を結成し、鉄の暴風の下志半ばで斃れた者も大勢います。天皇陛下のために戦い戦没した者を祀る忠魂碑だから憎さのあまり破壊したで正当な理由にできるのでしょうか?大義名分はともかく戦死した者すべて家族や身内、そして国の未来のためにひとつしかない自らの命を投げ出して戦ったのではないでしょうか?
慰霊碑とは違うと書く者も大勢いますが、お国のために戦い斃れた者達を祀っていることは同じだと私は思います。
戦争によって一度は無に帰した沖縄だから故に、破壊するよって破壊を生み出す悪循環が多々起こっていることは十分理解されている筈です。私自身そんな思いが強いからこそ余計に御霊を祀る忠魂碑を破壊した者が許せないというのが本音です。
- 施設の満足度
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5.0
- 利用した際の同行者:
- 一人旅
- アクセス:
- 5.0
- 読谷村役場から車で5分。
- 人混みの少なさ:
- 5.0
- 雨の日だったので誰も訪れてはいませんでした。
- バリアフリー:
- 3.0
- 足下はあまり良くはありません。
- 見ごたえ:
- 5.0
- 削り取られた部分にも感じるものがありました。
クチコミ投稿日:2019/07/12
いいね!:12票
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